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今期アニメ感想1:ラブライブ!(1〜4話)

ラブライブ!というタイトルは昔から知っていたのだが、これまで全然触れたことはなかった。たぶん…なんてーか、よくわからんが俺のあずかり知らないところで盛り上がってるなぁ…と思っていて。それなりに年数経過してるもんだから今更ついていけない感が強くて、触れてなかったんだろうなぁ…。

ラノベにせよG'sの企画にせよ、アニメになると一旦リセットかかって敷居がぐっと下がるのでありがたい。にわかでミーハーなおれにとって、アクセスのしやすさは正義だよ…。アンテナの感度が低いともいうが。

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ってことで、1月放映開始のアニメ:ラブライブ!にて、数年ごしにラブライバーに入門したわけだが、なかなかどうして面白いな、これ

近作のガールズ&パンツァーでも思ったけど、おれはたぶん、女の子が頑張るアニメが好きなんだと思う。あんまりバトルしなくていい。泣いて笑って適度に友情したり青春したりするようなのがいいんだって。

 

たまたまなのかもしれないが、近年「廃校」をネタに挙げる作品が増えた気がする。経済も低迷し、少子化・過疎化が進む今、廃校はそんなに不思議なことじゃない。明日が永遠につづくことを望んでいた時代は過ぎ、今はリアルな終末が目の前にある。せめて自分たちがいた証だけは残しておこうとするのも当然かも知れない。

ある学校は廃校を免れるためにずっと前にやめていた戦車道を復活させた。ある学校は廃校を受け入れる代わりに自分たちの合唱を貫いた。本作品の音ノ木坂学園では、スクールアイドルとして学園を盛り上げることで学校を救おうとしている。

最近の学生たちがリアルに思える「戦う相手」は教師や大人でなくて、ガキのことをわかってくれない世間でもなくて、それよりももっとどうしようもない空気感なのかもしれない。そんなどうしようもない空気感に抗うために、彼女たちは歌うと。「楽しいだけじゃない 試されるだろう」世の中は厳しい。逆に言えば試されるけど楽しい、とも言える。彼女たちは廃校というリアルを乗り越えられるのだろうか。

 

 

 

まぁ、そんなことはどうでもいい。ラブライブ!が面白いのは、1〜4話までベッタベタながらも基本を外さない手堅いストーリー展開をしていることだと思う。スクールアイドルとの出会い、練習、初ライブ、新しい仲間の加入…と要素を並べるだけなら簡単だけど、世界観の説明をしつつ9人のキャラクターにそれなりの見せ場をつくりつつ、話を進めていくのは結構難しいよね。

 

もちろんキャラクターもかわいい。この手の作品では最も重要だよね。全体的に天使性が高いというか、ヘイトをなるったけ稼ぎにくいように描いてるのが好印象。現時点だと、あざといかわいさの2年の海未ちゃん、ツンツンしてるけどめっちゃちょろい1年真姫ちゃん、ビジュアル的に後輩キャラかと思ったら先輩だった3年矢澤先輩がおれの注目。特に5話は矢澤先輩メインになるらしく期待が高まる。

 

個人的に今期の本命作品かなー。

 

 

 

それにしても、ラブライブ!作れるなら最初からゼのつくやつじゃなくてこういうのつくっていれば良かったのに…。