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ハートキャッチプリキュア

先週、今週とやたらと熱い展開が続くが、どうなってるんだ。プリキュア終盤はたいがいこんな展開だとは聞いているが、今年のは群を抜いて少年漫画チックだと思う。

先週

宿敵であるサバーク博士の正体に心が折れそうになる月影ゆり。ダークプリキュアとの因縁の戦い。
これまで独りで戦ってきたムーンライトが仲間の絆の力で強くなり、ダークプリキュアを打ち倒すという話なんだけど、戦闘シーンもさることながら、演出がきわまっていて。


「この一撃でけりをつける!」
「のぞむところ!」

こんな台詞、幼女向けアニメでいいのかよ!
しかもこの後のフォルテッシモがいいんだよね。ムーンライトだけじゃなく、仲間の色がオーラに加わっていて、絆の力で勝ったんだって感じで。

これまでハートキャッチ!→爆発→浄化だったのに、爆発だけで浄化しないあたりも完全にスポンサーの意向を無視したスタッフの趣味って感じだよね。いいぞ、もっとやれ。

今週

きわまったのが今週。ダークプリキュアに打ち勝ったものの、父との邂逅、そして現れたデューンに圧倒されるつぼみとゆり。とどめを放つデューンの一撃から彼女らを身を挺してかばったのは父だった。
父を失った怒りと憎しみで我を忘れて戦おうとするゆりに、つぼみはすがりつく。「憎しみが力になるのなら私はそれでかまわないわ」と言い放つ、ゆりにつぼみが叫ぶ。

「悲しみや憎しみは誰かが歯を食いしばって断ち切らなくちゃダメなんです。私たちががんばってプリキュアしてきたのは、何のためなんですか。コロンやお父さんがゆりさんに託したものはなんなんですか。

月影ゆり!あたしがあこがれたキュアムーンライト。いったい何をしたいのか、何をするべきなのか、そして何のために戦うのか…自分で考えてください!」

つぼみの言葉がゆりに届く。
「…私たちは憎しみでなく、愛で戦いましょう…。つぼみ変身よ」
「はい!」


…って、このへんで「チャララランチャララララン フー!」とかいうBGMが浮かんだのは俺だけじゃないはず。というか、実況で同ネタ多数でみんな同じことを思ったよね?


で、狙い澄ましたかのように挿入歌がかかる。もー演出の手に躍らされてるよね。この後の戦闘がまたすごいんだが。
2VS1で共闘してるところに、駆けつけるマリン&サンシャイン。5人入り乱れての戦闘シーンはそうお目にかかれないよ…。ある意味バトルアニメでこれができなくて、なぜプリキュアでこれが出来てしまうのか…いやそんな疑問を感じるのもアレだわ。
スタッフはいい仕事をした、間違いなく。

日曜からいいものをみれた。