スペイン旅行・三日目 トレド
実は旅先から帰ってきて2週間以上経ってしまった。未だに日記を書ききれていないおれのずぼらさに驚愕するが、思い出し思い出しながら、旅行最後の一日のことを書き連ねてみる。
三日目に訪れたのはマドリードの南70Kmほどのところにある古都「トレド」だ。アクセスは例のマドリード・アトーチャ駅から特急AVANTで30分程度。片道10ユーロちょい。その他ではバスで行く手段もあるようだが、圧倒的に早くて便利かな。
でーんと構える時計台はなんとトレド駅。20世紀の初めに作られたらしい。駅に着いたときから「古都」感が出てて、ワクワクした。
例によって、駅の前にこんな看板を発見。
安心の日本語表記。もちろんこの街で日本語を見たのはここだけでした。
地図見ればわかるように、トレドもクエンカと同様に川に削り出された崖っぷちの街。街をぐるりと取り囲む川と塀。城塞都市ってやつらしい。
太陽の門。なんかトレドの入り口の門らしい。ほんまか。例のごとく街をノープランで適当に歩いた。
カテドラル。正式な名前は忘れたけど、スペインのカトリック総本山らしい。そりゃ壮大なわけだ…。
正面。でかい。
でかい。ヨーロッパの街は教会が中心にできているってのは本当なんだなぁ。いやもう、ファンタジーな街って感じだよね。Oblivionやアサシンクリードの世界に入ったような気分。
クエンカと同様にトレドも街は坂ばかり。こんな素敵な路地があちこちにあります。
上あたりに衛兵でもいそうな橋だな…。
こういかにも教会とかそれに連なる建物が多くて、食傷気味になるほど。
ロングだとこんな感じ。カテドラルの塔がやっぱり街で一番高い。
街のほとりにはこんな廃墟があったりする。こんなところまでサービスしなくてもいいのに…。
ああ、この穴から城に侵入するんだな、とか。
一応近代的なところもある。まぁ上ばかりみたら素敵な町並みなんだけど、下の方はこんな感じにおみやげやが多いです。雑貨屋、武器屋?、ブティック、酒場、レストラン。世界ありとあらゆる場所にある「観光地」らしさ、がここにもあった。
トレドを歩いていてすごく既視感のある光景が続くなぁと思ってたけど、これ「奈良」「京都」っぽいんだよな。対象が寺なのか教会なのかだけで、古都特有の雰囲気は世界共通なのかもしれない。
トレドを当てもなく一日中歩きづめてしまった。こう日本では絶対にねえな、って光景の場所をただ歩くだけでもすごくエキサイティングだった。