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イチかバチかのSSD

自宅のWindows7マシンにSSDを導入した。OS起動用ディスクとして用いる予定だ。

きっかけはこれまでシステム用に用いていたHDD、Western Digital Raptorがいい加減老朽化してきたこと。

これまで使ってきた初代Raptor。リビジョンは初代では無かったはず。製造年月日を見ると2005年6月で、購入したのもほぼ同時期。まぁ賞味5年前のシロモノである。
このHDDは10000rpmを誇るちょっとエンスー向けHDDで、価格は当時で20K前後だったような気がする。容量は74GBで、当時としてもGB単価はかなり割高。
中身はSCSI用HDDに近いとか、その分性能と信頼性があるとか無いとかで、少しでも速さを求めた人が買っていったものらしい。
まぁ、いいハードディスクだったよ。


換装するのはこれ。IntelのX25-M。MLCの比較的安めのSSD。ずっとSSDが80GBで20K切ったら買おうと思っていて、ふと気付いたら18K切ってたので購入してみた。


おれは新しい種別の製品を買うときは、「とりあえずひとつ買ってみないとわからない」と考えている。
HDDもそうだ。初めて買ったHDDは数週間に及ぶ熟考の末購入したものだったが、結局半年でぶっ壊れた。そのときの経験が今にも生きてる…気がする。
このSSDが当たりだか外れだかは知らない。SSDという製品自体がかなり新しいジャンルだということを考えれば、だいたい外れと考えてもいいかもしれない。けれど、この勉強はきっと次の買い物に活かされるはず。



BIOSではこんな風にSSDを認識される。初めてSSDの現物を見て、普通にSATAの端子が付いててほっとした。なんか特殊なケーブルが必要だったらどうしようかと思ってたよ。
3.5インチベイに収めるにはマウンタがいるが、この製品にはついてた。


AHCIモードを初めてOnにする。これはSATA2より実装されたNCQとかを有効にするオプションらしい。
RaptorはSATAのHDDだけれど、SATA1の時代なので、これに対応してなかったのよね…。

ついでにベンチマークを取ってみた。有名なCrystalDiskMarkを用いて測定してみた。

まずは旧型のRaptor。だいぶ酷使したシステムドライブ上での測定だが、まぁ、こんなもんか。シーケンシャルはR/Wともにかなり頑張ってるかなー。



SSDの結果。結果は歴然。ここまで違うとは思わなかった。特にシーケンシャルReadの速さは格別。
さらにランダムアクセスでもシーケンシャルの半分以下には落ちないのは驚愕としか。ランダムアクセスに強いSSDの一面が見られた感じ。

OSの起動、終了も体感で相当に早くなった。いや、なかなかびっくりの速度。

SSDはまだまだ値段が高いので、容量比で考えるならHDDに分がある。80GBのSSDでも2TBのHDDより高いからね。でもこの性能には価値を見いだせる。今後のSSDの発展が気になるよ。