秋葉原雑感

秋葉原と日本橋の大きな違いはその規模である。まあ、そのまんまなのだけれど。
具体的に言うとその違いは、日本橋はその日本橋たる部分を味わうのはほぼオタロードだけで十分であるにに対し、秋葉原は末広町あたりまで断続的に電気街が続き、かつ細かな路地にびっしりと店が詰まっていることにある。その路地と来たら判別不可能なぐらい似片寄っていて、交差点に何の店があるかをしっかり把握しなければ迷ってしまうくらい。
大阪と違って、筋ベースの街作りでないためか、その複雑さのためか、中央通りとヨドバシ梅田が平行になっていることにもなかなか気付けなかった。つーか中央通りのどっちが神田方面で、どっちが御徒町方面なのかもわからなかった。今でもよくわからない。東京ってのは難儀な街だ。

秋葉原と日本橋の大きな違いは、メイドの出現位置である。
日本橋のメイドは主にオタロードの、ザウルス前からオタロードの名を広めるきっかけとなったゲームショップPLUS跡地（現エーツー）の交差点あたりにしか出現しない。秋葉原のメイドは町中にいる。つーかメイドじゃないのもいる。…メイドカフェは一時期より淘汰されたらしいが、客引きが画廊並にうざいのはどこもそう変わらないらしい。
関係ないが、喫茶ルノワールは普通の喫茶店であるらしい。あんなところにあるから普通じゃないと思ってたよ。いつかヴィンテージみたいにメイドカフェに変わるんじゃねと心配になった。

地方に住んでると、秋葉原が東京から独立して存在しているように感じるが、実際住んでみると秋葉原の立地を知ってくる。東の方に行くと浅草がある。南にいけば本屋で有名な神田がある。西にいけば湯島天神がある。北に行けばアメ横がある。そんな場所なんだ。日本橋が新世界や難波に近かったりするのを、大阪に住んでみて始めて認識したのと似ている。

http://www.asahi.com/showbiz/news_entertainment/TKY200904260094.html
こんなイベントあったんだ。全然見ませんでしたけどー。
どうでもいいけど今始まったシャングリラの今日の話は「超秋葉原」。未来を描いた創作に出てくるこの街はどう描かれるのか。