現実が侵食されてる
アニメの公式ブログ・日記ってのはすっかりありふれたものになっちまったけれど、近頃はこれをもっと推し進めて、もっと面白い「仕掛け」がさかんになってきてるような。
例えば作品の登場人物たち、キャラクターそのものによるブログが登場しちゃった。
シェリル・ノーム オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/sherylnome/
ランカ・リー オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/rankalee/
この二つはマクロスF公式からもリンクされてない(?)ので、実は誰かが勝手に作ったんじゃねえかとも疑ってたんだけど、どうやら本当に本当らしい。サイトのどこにも公式へのリンクとか、コピーライトが無いからな。
これまでは登場人物一人を切り取って心情やらを扱うなら、外伝的な作品を出すのが定番だったと思う。でもそれは書籍なりアニメなりの体裁があって、やっぱ本編とは「別作品」ってなんだよな。壁があるっつーか。
しかし上のオフィシャルブログはそういうのとは違う感じ。作品の付随としてブログが存在してるんじゃなくて、作品の一部として存在してるというか。
そう考えればコピーライトや公式へのリンクが無いのも当然かも知れない。そのブログは現実じゃなくて作品の世界にあるんだから、リンクなんて出来ない。
なんだろう、別の宇宙とアクセスしてるような気分。
BabyPrincessなんて、現段階では日記がメインコンテンツじゃないか。
WHOLE SWEET LIFE
http://gs.dengeki.com/suteki/blog/
読者企画だし、いずれアニメやらゲームになったりもするんだろうが、現実の日付で進み、現実の出来事、時事ネタを織り込んでる日記(とコメント)が作品世界を形作っていく感覚はこれまでに無い。
現実侵食感覚がすごいなぁ。
そういや涼宮ハルヒの憂鬱のアニメオフィシャルサイトも放映中色々アニメとリンクしたことやってたよな。
こういう現実との境界をぐずぐずさせることは小説だとかDVDのような物理的な媒体でなくて、幽世ともつながっていそうなWebだからこそ違和感無く出来る事なんだと思う。