ストーリー的なもの

　神曲つったら、SO2の真ガブリエルのイメージなんだよね
　全体攻撃で確実にダメージ9999でさ。ガッツで生き残らないと全滅とかいうやつさ。ともかく、俺が初めて神曲というタイトルを知ったのはそれが初めてだったってわけさ。
　あと最近だとポリフォニカだな。

　さて、ダンテズインフェルノのストーリーを語る上で最大の障壁はこの「神曲」という題材なのだと思う。調べたところでは欧米では超有名な古典文学なのかもしれないが、日本では名前ぐらいしか学校教育じゃ習わないし、キリスト教という背景が無いと、深くわからないことが多い。神とか罪とか言われても、ピンと来ないのだ。
　ヴェルギリウスとの「対話」が断片的すぎるのは、おそらく原作の「詩編」が再現されているからなのだろう。

　けど、深くわからないだけでストーリー自体は結構わかりやすい。

　ダンテは故郷に恋人ベアトリーチェを置いて、十字軍の一員として遠征する。けど、聖地で異端者をころころしすぎたり、現地の女と寝たり、親友に身代わりになってもらったりとさんざんな罪を犯しまくって、帰ってきたらベアトリーチェは死んでいた。魂を追っかけていったら地獄に入っちゃったので、彼女を助けるため自らも地獄に身を投じていく。
　
　てな感じで。
　ストーリーの深い意味はわからないけど、日本にも閻魔大王とかいろんな地獄の話はあるので、それらと対比しながら地獄観光気分でプレイするぐらいがちょうどいいかなー。

　欧米だと神曲を題材にした作品って結構あるのかなー。
　この作品、結構自由だよね。たぶん、三国無双とか女戦国武将くらいの自由度なんじゃなかろうか。たぶん原作のダンテさんは死神の鎌を振り回したり、罪人や悪魔を切り刻んだりしないよね。なんか淫靡な表現多いし、海外版だと普通に乳首出てたしね。古典の名作をエログロなアクションゲームに再現しましたって、別に日本だけの特権じゃないのね、当たり前だけど。
　キリスト教に対し、批判的に描いてる部分もあるし、あちらのキリスト教団体からはまた目を付けられてるんだろうなぁー。EA自身そんなプロモーションやってるしね。