ツインテールの吸血鬼はお好きですか

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凡人には凡人にしか出来ないこともあるさ

こうネット時代だとすごい人がすごいってことがすぐわかる。それも、すごい奴がとしいかぬ若者だったりすることなんてしょっちゅうだ。

天才中学生プログラマーとか、高校生起業家とか、大学でどうとか、もう枚挙にいとまがない。Twitterとかブログのおかげでネット世界には老若が無くなったんだよーとか、誰かは言ってたけれど。
そんなことはない。Twitterもブログも無かった時代にだって、天才的な高校生はいたさ。

リーナス・トーバルズLinuxを書いたのは19歳のときだっけ?ビル・ゲイツは?ジョブズは?


まぁいいや。俺には才能が無かったし、あったとしても時間の浪費で開花させること無く終わった。努力も含めておれにはクリエイティブな才がない。そんな簡単なことに気付いたのは四半世紀程経ってからだ。


でも、まぁ凡人には凡人にしか出来ないこともあるさ。天才的な連中が作り出した数々の品、それを保持していくってことをな。
具体的には「運用」だ。システム開発における最後のフェーズだ。「開発」と聞けば華々しくもあり、デスマーチのような戦々恐々としたイメージもあるわけだが、運用は思った以上に知られていない世界のように思う。
しかし、ITシステムにおいて「運用」こそ最も長い時間付き合うことになるのは疑いようもない事実だ。

運用ってのは地味で地味で、単調で、動いていて当たり前でそれでいてコケたら責任が重大という、非常に評価されにくいもんだ。
数々の天才は素晴らしい品々を創りだしてきてはいるが、それを実際に現場で動かすのもそれなりに大変だ。やれpanicは出るわ、やたらサービスは落ちるわで、そんなときどこに文句を言えばいいのか。


IT業界の中じゃ日陰にも程があるけれど、それでもまぁ、凡人にしかできねぇこともあるんだなぁと言うことがわかってきたよ。人間向き不向きだ。