ロストヒーローズ
ロストヒーローズを発売日(2012/9/6)に買って2週間以上。ちょくちょくプレイし続けてようやく中盤まで来た。落ち着いたので感想でも書き記しておこうと思う。
ロストヒーローズは、コンパチシリーズの3DダンジョンRPGだという。コンパチシリーズとは、ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムのキャラクターが集合したお祭りゲームのこと。このシリーズでリリースされているゲームと言えばザ・グレイトバトルとかヒーロー戦記とか、とても懐かしい作品たちだ。このシリーズはSFC時代が全盛期で、それ以降の時代では、ピタっとでなくなってしまった(PSでもザ・グレイトバトル出てたらしいけど…)。
2012年にもなって、今さらのようにこのシリーズを復活させたのは何故なんだろう、当時この手のシリーズをプレイしていたガキどもがちょうど金持ってそうないい歳になったのを見越してだろうか。いやいや、冗談言っちゃいけない。そんな年頃のやつはたいがい家庭を持って、こんなゲームに金を出す余裕もないはずだ。…未だにライダーだのウルトラマンだのガンダムから離れられない、孤独な大人たちへのプレゼントなんだろうか。
自虐はよそう。
さてロストヒーローズ、プレイ感覚はいたって普通の3DダンジョンRPG。直近でプレイしたのだと世界樹の迷宮によく似ている。聞くところによると「世界樹」や「女神転生SJ」と同じデベロッパーが作ってるのだとか。なるほどシステムや画面構成がよく似ている。別に「世界樹」の専売特許というわけでもないけど、スキルツリーシステムを採用しているところとか、マップ上に巨大な敵FOEがいるところなんかもよく似ている。
それだけだとただの無個性なRPGに過ぎないのだが、このゲームは最大の特徴はコンパチシリーズであること。つまり実にキャラゲーなのだ。だいたいいいところは次の2点。
1。お気に入りのウルトラマン、ライダー、ガンダムでパーティーを好きなように構成して進めることができる。おれは今、マン・RX・Zガンダム・仮面ライダーWのパーティーにしている。パーティー構成によって主人公ポジションのキャラが異なり、展開こそ同じなんだけどセリフが変わってくるという非情にニクイ作りをしている。
2。ヒーロー技・クロスオーバー技が熱い。戦闘で攻撃したりダメージを受けたりすることでたまるヒーローゲージというのがあるのだが、このゲージを消費して使用するヒーロー技、クロスオーバー技の演出がよく出来ていて実に熱い。ヒーロー技を使用すると戦闘のBGMが各キャラクター専用曲に変わる。例えばνガンダムなら逆襲のシャアのメインテーマ、仮面ライダーWならW-B-X 〜W-Boiled Extreme〜が流れる。好きな主題歌に合わせてボス戦を楽しんだりもできる。地味にいい。クロスオーバー技は作品の違うヒーローの合体技。リボルケインとビームサーベルで敵を切り刻んだりするこれまたクロスオーバーならでは、の技になっている。
他にもシステムとして、1ターンが数秒で終わる超高速スキップ戦闘とか、アイテムもSPも消費しないでどこでもリレミトコマンドとか、負けても戦闘をノーペナルティでリトライできるとか、「キャラクターだけ愉しめばいいでしょー!?」とスタッフが叫んでいるかのようなものが搭載されている。
とにかく、ガンダムかライダーかウルトラマンが好きで、参戦ヒーローにお気に入りなのがいるなら、おすすめしたいゲームだ。でもライドバトルはちょっとめんどいかな…。
現在、おれはウルトラキューブという光の国を舞台にしたダンジョンを攻略中だ。この先どんな展開になるのか、いまいち使えないダブルオーは使えるようになるのか、気になって仕方ない。
- 出版社/メーカー: バンダイナムコゲームス
- 発売日: 2012/09/06
- メディア: Video Game
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