北米版ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

最近発売されたという北米版ソ・ラ・ノ・ヲ・トを買ってみた。英語ではSound of the skyという。なんか名作みたいなタイトルだな。

※箱がベコベコなのはあまりのデキに憤慨して破壊したのでなく、輸送中にぺしゃんこになったせいです。北米アマゾンめ…。

ちなみにソ・ラ・ノ・ヲ・トは下のような作品です。

全14話を観た感想としては、決して悪い作品ではないと思う。やりたいことはしっかりやってるし、背景は綺麗だし、設定も凝っている。悪いところがあるとすれば見た目に反して地味なことと、見せ方が悪いこと。

内容はわりと王道に近いのだが、ただ素材の活かし方がちょこっと悪くて伝わりきれてない、なんというかありふれてる言葉では伝えきれないアニメという感じだ。ファンによる大量の補完と解釈を以て挑めばそれなりにどのシーンも見所があり、前半に後半につながる伏線があり、この台詞はこの台詞と対となっているのか！という発見もあるのだが、それを本編中で説明することはほとんどない。しかも7.5話と13話というわりと出来が良くて、結構設定が語られる話が未放映であるのが致命的だ。これを放送していれば評価が2ポイントはあがったのでないかと思う。

滅びに至る世界だけれど、今生きている人が不幸なわけじゃない　それぞれの夢があって幸せがあるのだ。だいたい人類なんて長い目で見たらいつだって滅びに向かってるもんだ、それが遠い未来か少し遠い未来かの差でしかない。

そんな話なのだ、ソ・ラ・ノ・ヲ・トは。