ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

コミックマーケット78

コミックマーケットに行ってきた。コミケに行くのは人生で3回目で、いずれも3日目だった。前回、前々回は大阪からの参加であり、今回は神奈川からの参加となる。関東圏に落ち着いて初めてのコミケだ。


といっても「せっかくだから」の精神でいった部分も大きい。これは俺が大阪に何年も住んでおきながらUSJにも海遊館にも行かなかったような出不精さを少し悔いていることに起因する。せっかく関東に住み、普通列車でお台場まで1時間で行ける距離なのだから、いっそ出かけるべきだと、出不精な自分に鞭打って出かけてみた。


コミケに行っていつも思うのは、みんな好きなんだなぁということだ。04年に初めてコミケ行った時も、06年に行った時も思ったのだが、どうしてあそこまで欲望に忠実でいられるのだろうと。俺の欲望なんて彼らの必死さに比べればクズみたいなもんじゃなかろうか

そんな欲望があるからこそ、体感気温37度、炎天下、人ゴミ、過酷な環境の中この臨海までやってこれるんだろう。とすると、俺はなぜそこに行けるんだろうか?
そんなに俺は紙袋が欲しいのだろうか。そんなに俺は薄い本が欲しいのだろうか。…それとも、俺はいつかこの島の中に入りたいと思っているんだろうか?


これだけ「好き」な人間に囲まれていると段々不安になってこないでもない。俺は本当は何が好きなのか、本当にあれやこれが好きなのか。本当は何も好きじゃなくて、ただ全てがファッションなんじゃなかろうか、と。
…とすると、そのファッションを脱ぎ捨てた後は俺に何が残るんだろうか、と。


…疲れてるな。一人でぐだぐだ考えてるとそういう変な思考に陥りやすい。好きでもなけりゃあんなとこいったりしない。最悪でも俺は物「好き」だ。
いいじゃないか、イベントの雰囲気、あの欲望、刺激される。熱気と興奮、必死になる人間。ああいうのを体感しに行くだけでも人生が数段面白くなる、そんな気がする。