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沈黙の戦艦とデジャヴ

 最近日曜洋画が木曜洋画化してると聞いてはいたが、やはり本家木曜…いや現水曜は格が違う。プレデターが倒せますように。タナバターはプレデター。なんて一体何杯飲めば出てくるフレーズなんだよ。まったくもって。

 アクション映画の中で、最も実況映えするものは何か。それはもうコマンドーだろう。あの勢い、全てが名台詞、究極のB級をA級に仕上げた作品は他にない。あるわけもない。次点を挙げるなら、それは沈黙の戦艦だ。

 この映画はセガールが暴れるだけの映画だ。だが、それが面白さなのだ。あまりにも強すぎる。何十人もいるテロリストが一人一人減っていく。セガール映画はプレデター視点から見たプレデターみたいなもんだ。
 基本的に全くピンチにならないので、カタルシスは無いのだが、絶対ピンチにならない無双っぷりが楽しい。極めて実況向き。


 デジャヴ。地上波初登場らしい映画。一見犯人を追い詰めるために地味に操作を進めていくサスペンス映画。と思ったら、唐突に「衛星映像と赤外線とCGで4日前の出来事なら何でも観られる機械」が登場して「ん?」となって、実はそれが「過去をのぞけて干渉できる機械」だということが判明して。
 サスペンス映画に見せかけたSF映画だったのです。

 
 バニラ・スカイを観に行った理由は「ジサツのための101の方法」のモチーフがあるから、という単純な理由だった。今思えば実にミーハーな理由だったが、ああいう風に関連作を観て、そのジャンルそのものの造詣を深めるってのは悪いことじゃないと思う。
 
 「デジャヴ」に感じたのは、シュタインズゲート。これもまたタイムマシンが出てきたからという単純な理由だけれど。それ以上に過去を改変しようとするところ、さらに身を挺して過去にスリップしようとするデンゼルがオカリンを連想させて、なんともニヨニヨできた。

 たまには映画を観るのもいいね。