デススマイルズ
- 出版社/メーカー: ケイブ
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: Video Game
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ここ数日、デススマイルズに凝っている。デススマイルズはシューティングの雄、CAVEが2007年に出したアーケードのシューティングゲーム。今回のコンシューマ移植はCAVE自ら手がけているということで、何かと移植度で揉めやすい昨今のSTG界隈においてもかなり期待されていたようだ。俺はアーケード版をプレイしてないが、噂によるとXbox360版デススマイルズは、その期待にかなり高いところで応えているらしい。
もう一つ聞いた話は、「デスマ」はCAVEにしては珍しく直球の萌えシューティングだってこと。…珍しく?これまでのCAVEゲーも結構キャラを押し出してきたような気がしていたんだけれど。大往生とか、エスプレイドとか。
ともかく、デススマイルズは俺がXbox360で初めて買ったパッケージのシューティングとなった。これまでXBLAのシューティングはいくつか買ってたんだけれど、いまいちフルプライスのには食指が伸びなかった。だけどこのゲームを買ったのにはいくつか理由がある。
ひとつ、シューティングにしては難易度がかなり緩いと言われていたこと。シューティングは俺にとって、決してメインでやるジャンルでは無いんだけれど、無視できない「何か」を感じて、時々触れてみたくなる。今世紀においても愚直に技術のみを要求し続けるストイックなスタイルに惹かれてるんだろうか。あまり練習しないから、結局下手の横好きなんだけれどね。
ふたつ、キャラを全面に押し出していること。何だかんだで取っ付きやすさってのは大事な気がする。世界観やキャラクターがあんまり硬派だと内容まで硬派みたいに感じちゃうから。その点デスマはジャケットから緩さを醸し出してる。
みっつ、CAVEを応援したかったから。アーケードで頑張ってる数少ないメーカーの一つだしね。昔ゲーセン通いしてた頃から名前だけは知ってるしね…。
で、デススマイルズを購入し、あれこれプレイし続け、本日ようやくノーコンテニュークリアを達成できた。本作はやり方さえ知ってしまえばエクステンドがかなりやりやすく、ボムの数も多いので、俺みたいな初心者でもクリアだけならそれほど困難でないと思う。なるほど言われてる通り「緩い」のかもしれない。
でも、初めはノーコンなんて無理だと思っていたよ。特に「城」は敵の数が多い上長いステージで「こんなのクリアできるか」ってね。でも今はノーミスで抜けられたりする。敵の配置を自然と覚えたからだろうか。ボムを惜しまなくなったからだろうか。自分の上達を感じられるのがいい。
シューティングというのはとかく「覚え」を必要とするジャンルだ。俺は記憶するってのが苦手で、シューティング下手の一因となっていたんだけれど、デスマは不思議と覚えられるんだよな。何故だろう?萌えSTGだから?敵の数が少ないから?いや敵の形状や動きが特徴的だから?敵の出現タイミングが良いから?音楽?
やっぱ長いことシューティング作ってるだけあってノウハウあるんだろう。「殺す配置」とか「活かす配置」とか。おそらく、CAVEなりに、慣れてない人にでも敵配置がわかりやすいよう、工夫してるんだなと思う。だから覚えやすい。
それにしてもノーコンテニュークリアって気持ちがいい。ああ、シューティングの楽しさって、達成感って、征服感って、こんなんだったんだな。もちろん「稼ぎ」とかを考えると、ようやく高い高い山のふもとに辿り着いたってぐらいなのだけれど。…もう少し頑張ってみようかな。