ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

2012-05-21

朝霧の巫女 8巻

 

朝霧の巫女8巻を購入した。前巻から一年と三ヶ月ぶりの刊行となるようだ。

 

毎度毎度新刊を楽しみにしているのだが、刊行ペースが遅いので前巻の内容がすっかり頭から消えてしまってるのも本当。こちらとしてもまず前の巻の内容を思い出すところから始めなくてはいけない。

 

 

振り返ってみよう。

本作品は、広島県三次市を舞台に繰り広げられる妖怪巫女さんラブコメだったはずだ。ひょんなことから親戚の家に移り住むことになった主人公忠尋。彼を迎えるのは従姉妹の3姉妹。しかも神社だからってんだからみんな当然のように巫女さんだ。長女の倉子さんに、同い年の柚子、末娘の珠と、各種属性も完備。こうして少年の嬉しはずかし同棲生活が始まるのであった…。

と思いきや平穏は長く続かない。

次々と少年を襲う怪奇現象。なんと少年は山の民、神と対話する能力を持つ審神者の末裔だった。彼の能力に惹かれ、現れる魑魅魍魎どもをちぎっては投げ、ちぎっては投げて少年を守るの巫女姉妹のお仕事。なんか学校に巫女委員会は出来るわ、陛下は美少女だわで、いやー少年の行く先はこれからどうなるのって。

 

 

…という話だったはずだが、最新刊では日本陸軍と黄泉の国から蘇った屍が戦争していたりする。すごい。

でも話の広げ方が自然で、なるべくしてなったからすごい。敵・味方それぞれ戦いをやめられない事情があり、過去があり。味方側だって、大人が子供を踏みにじったり、でもそれも子供のためだったりと複雑。けど、主人公は迷ったりしたこともあれど、幼なじみを守るためだけに戦おうとする。根本のストーリーは、少年の成長譚なのがいい。

 

この作品で特に魅力を感じるのは、猫又のこま。主人公の祖母であり、妖怪だから年を取らないし、猫耳だしと、キャラクター造形的にも魅力的であるのだが。おれが魅力を感じてるのは、彼女が「人外」であり、人間とは違った思考をしているところかな、これがたまらない。

彼女は妖怪だけど、人間と同様に子や孫に並ならぬ愛情を注いでいる。けれど、愛しすぎるため、子や孫を周囲から隔絶させようとさえする。それは、彼女自身の言葉を借りて"執着"。

わりと人間の思考からズレているけど、理解できなくもない、そんな人間くさい人外思考を持ったキャラクターってのがすごくいい。

 

この作品、実はとっくに連載終了してるらしいのだが、大幅加筆されてコミックスが出るという珍しい形式になっている。8巻は2012年に出た新刊だけど、掲載されたのは2006年〜7年。単行本になるまで6年くらいかかってることになる。

 

 

その加筆のためか、全ページにわたってクオリティが非常に高い。妖怪描写はオドロオドロしさを出すために筆で描いたようだし、兵器描写も細かい(しかも旧軍の兵器で、それらを現代で使う理由まで用意する周到さ)、神話や神道の薀蓄等々がフンダンに盛り込まれていて、かつストーリーに組み込まれている。

…個人的にはこの作品には鬼気迫るものを感じる。(これこそ作者の執着、だろうか)突然戦場まんがが始まったりする遊び心も忘れてないけどね。

 

朝霧の巫女も残すところあと1巻(らしい)。混迷を極める戦場で、忠尋は柚子を救えるのか。…敵方も哀れなので、最後はそれぞれ幸せな結末を迎えて欲しいが…。叶わないのかなぁ。

 

  

 

2012-05-08

アニメ「戦国コレクション」のわりとすごいこだわり

テレビ東京系列で放送されているアニメ「戦国コレクション」が案外すごい。第一話こそ「いまどき空から女の子とかマジすげぇ」「いまどき女体戦国武将モノとか何番煎じだよ」な展開で、流行もクソ全く気にしないコナミアニメらしさ全開だったものの、第二話以降、オムニバスである利点を活かした独特な展開で魅力を高めている。

特に多くの人から指摘されていることだが、各話それぞれにモチーフとする映画があって、ストーリーや演出の下敷きになっていることが特徴だ。

さらに、実はこの作品、結構背景が凝っている。背景に刷り込まれた「家紋」(?)や、元ネタとなる映画にちなんだ美術等が数多く盛り込まれていて、よくよく見てみるとかなり発見がある。

某所でそんな元映画と、それにまつわるオブジェ探しを行っていて、そこで聞きかじった内容を実際に調べてみた。

 

第一話「Sweet Little Devil」

元ネタは「ローマの休日

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主人公の部屋に真実の口ポスター。Bocca della Veritaは真実の口という意味だとか。

 

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ベスパでデートしたりジェラート食べたり、有名なシーンのモチーフが各所に。わりと元ネタは分かりやすい(ようだ)

 

第二話「Peaceful Empress」

元ネタが長いこと謎となっていたが、つい昨日くらいに判明したそうな。元ネタは「スタア誕生(1937年版)」。有名なタイトルだが、何度かリメイクされていて、最も古いものが下敷きになっているよう。

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この話は、背景に「★」が刷り込まれている。そのまんま「スター」を意味しているようだ。

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星のオブジェクトに穴が3つ。「スタア誕生」は2回リメイクされていて、3作品ある。そのなかで元ネタになっているのが一番古い37年の作品。一番左の穴が大きいのは…?

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「スタア誕生」の主人公の名前が「エスター」なので、エスター撮影所。わかってみるとそのまんまなのに、案外長いこと元ネタが判明していなかったのは驚き。

あと、脚本家のTwitterで元ネタのバラシあり。

 

第三話「Pure Angel」

元ネタは「ベルリン・天使の詩」。天使モチーフがあちらこちらにあったり、兼続が世界に色彩がないように見えている演出が元ネタの映画でもあったとか。

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天使の像。この回には天使をモチーフとしたオブジェクトがいくつか出てくる。

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寝室に飾ってある地図は、ベルリンの地図を逆さまにしたもの。こうみると元ネタあからさまね。

 

第四話「One-eyed Dragon」

元ネタは「女囚701号さそり」。これはわかりやすいけど、深夜の萌えアニメで女囚モノを元ネタにするセンスが活かすというか狂ってるというか…。

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701と番号の入ったさそりの絵であからさま。

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ちなみに、6859という番号は小惑星伊達政宗にちなんでるらしい。…細かいところに凝ってる作品だ。

 

第五話「Sword Maiden」

この話はすごく面白かった。最近話題になったのも第5話が良かったからじゃなかろうか。この回も元ネタわかりやすいみたい。「ボウリング・フォー・コロンバイン

背景にボウリング球が刷り込まれている。直球だ。

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見返してみたら、OPにもボウリング球がト伝ちゃんの背景にあったりして、伏線張られていたのね。

 

 

…とまぁ、振り返ってみて、「すごいよこのアニメ!」と改めて思った次第。このこだわりが、原作のゲームにあやかってる物でもなく、スタッフが好き勝手やった感があって実にいい。今期最も楽しんで作られてる作品じゃないかなぁ。

 

あと、「戦国コレクション」は映画のパロディで各話を構成しているけれど、元ネタを知らないと面白くないとか、そういうわけではないのはきっちり言っておく。(事実、おれも元ネタ気付かなかった回あったけど、楽しめたし)

おれ自身、毎回話が変わるため、先が読めないことが気になっているし、それにキャラクターも慣れてくるとすごくかわいい。「◯◯ちゃんかわいい!」がアニメを見る動機になりうる人なら、この作品はきっと合うと思うよ。

2012-05-03

七次元コミュニケーション シェルノサージュ

微妙に奇妙なゲームだ。おれが初めて購入したPlaystation Vitaゲーであり、Vitaならではのソフト…らしい。

 

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ガストちゃん曰く「7次元コミュニケーション」…と言われても何をすればいいのか。シュレディンガーの彼女とか設定はたんまりあるが、やることはわりとシンプル。イオンという少女と生活を共にすること。

プレイヤーはイオンが拾ってきた端末を介して、彼女とコミュニケーションができるという設定。プレイヤーが使ってる端末はVitaなわけだね。このへんの設定の落とし込み方はうまいな。

 

さて、肝心のゲーム内容はというと…とても氷菓…いや評価しづらい。とにかくイオンの生活を見るだけなのだ。お話できたり採取を依頼できたり調合を依頼したり…と、あれこれできるのだが、どれもイオンの生活スケジュールに合わせて実行されるためわりと時間がかかる。つまるところ、お願いをする→スリップ→思い出した頃に起動→確認みたいな進め方になる。

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…そのため、あまりガリガリやるタイプのゲームではない。とにかく思い出したらちょこっと触る。これがソーシャルゲームってやつなんだろうか。

ゲーム目的はイオンを癒すこと、そして記憶を蘇らせること、らしい。イオンの過去がどんなであったのか、少しずつ明かされていくのだが、そのうちどうして彼女がこんな場所にいるのかに至るのだろうか。あまりがっと進まないので多少もどかしい。もちろん、効率よく進めることはできるだろうけれど、それで気分がいいかというとまた違う気がする。あまり生活の負担にならない程度に少しずつ進めていくのが良い気がする。

キャラクターを気にいるかもだろうな。イオンというキャラクターが気に入るか。悪い子じゃないが、アルトネリコでいうと「一人目」的なキャラ造形なので気に食わない人もいるかも。さらにこのゲームの場合、イオン以外に選べないしな。実はわりと狙える層が狭いのかも。

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※初回特典。作品世界のチラシやパンフレット。これも世界観のための資料。

世界観は「アルトネリコ」的なハイブリッド未来感がしてとても良い。BGMもこれまたすごくよい。ヒュムノ…じゃない謳もすごく良い。毎月ひとつずつ増えていく?らしいので楽しみでもある。というかサントラはよだせ。

 

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でも、問題も山積みだ。各地のメタスコア(…とでもいうか、そういうの)はすごく低い。ゲーム性はともかくとして、ゲーム自体が非常に不安定でバギーであるというのが評価を大きく下げている主因だろう。

まず、サーバが不安定。オンライン専用タイトルでこれは辛い。そもそもセーブデータもある程度サーバ側に置かれているようで、あちらにアクセスできないとゲーム開始すらできない。(回避策はあるが…)ネットワークが不安定というのは、ネトゲの初期ではよくあること、…て言えばそうだけれど。

それに、ネットワーク以外の本編もなかなかバグが多いようだ。C2エラーという致命的なエラーが頻発しているらしい。公式サイトにも「〜しないでください」と暫定対処が書かれるあたりが、実に末期と言える。本日配信のVer1.02の更新履歴を確認しても「その他バグ修正」という一文があって、これまたものすごーく問題を抱えているんだなぁ感が。

 

…そのうちサーバは安定するだろうし、ソフトウェアもよくなるだろう。その頃に投入されるであろう新規DLCでどれだけ心をつかめるか、が焦点かな。

 

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合間合間にプレイするため、ファイアーエムブレム覚醒こうてみた。…どっちが合間になるかな。

2012-04-28

オススメの蒲田

蒲田在住というわけでないんだけど、川崎市在住ということもあり、個人的に蒲田に行く機会がすごく多い。蒲田の「昭和感漂う町並み」「行き過ぎない繁華街」感はすごく気に入ってるので、ちょっと紹介してみる。

時に遠方から蒲田の地を訪れる人も少なくないようだし、まぁ話の種と飲み屋に困ったらご検討ということで。

 

若鶏焼「鳥樹」

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その日締めた鶏を提供する新鮮さには定評のある店。焼きから刺しから肝まで鶏の至る所を味わい尽くせる。ここは「蒲田店」で、本店は旗の台にあるらしい。とりわさの新鮮さがすごかった。オススメ。

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名物はもものたたき。外はカリっとしていて中はしっとり。


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 俺の焼肉屋

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 最近出来たコストパフォーマンスの高い店。そこそこいい肉を手頃な価格で楽しめる。


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こて卵

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お好み焼き屋。もんじゃ焼きから広島焼きまで提供する節操無い店だが、オタフクソースを使っているところから本流は広島なんじゃないかなぁと思ったり(モダン焼き)。カウンター席があってひとりでも入りやすいのが良いですね。蒲田には団体じゃないと入れないお好み焼き屋があったりするしね…。孤独のグルメの広島風お好み焼き回やスマイルプリキュアみた後はここですよ。

 


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ニーハオ

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蒲田駅周辺に何店かある中華料理屋。名物は羽付き餃子。蒲田は関東でも有数の餃子所らしく、言う人に言わせれば宇都宮以上なのだとか。その中心となる店が「ニーハオ」。

画像は南口店だけど、西口東口あちこちあるので安心。

 

おまけ:PUB

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まぁどこにでもあるんだけど、最近蒲田に出来たので紹介。ちょっとお洒落な感じがするサッカー実況も見られるアイリッシュパブです。場所は東急のガード下。

ちなみにすぐそばにらしんばんメロンブックスアニメイトの入った蒲田オタビルがある。

ここに限らず蒲田駅西口の東急ガード下は飲み屋街になっていて、飲み屋には困らない。チェーン店から一見さんお断りの地元向け店まで、全体的に庶民的な店が多いのがいい感じ。

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叶え家

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先ほど紹介したHUBのすぐそばにある海鮮メインの店。店に入るといきなり水槽があって鮮魚やイカが泳いでる。その場で3000円でイカ一匹を捌いて刺身にしてくれる。締めたばかりだからイカの刺身がなんと動いてる。口の中で白身が動く感覚はよい。余ったイカは天ぷらにしてくれてこれまた美味。

他に「まぐろのかま煮」とかがあって、これがまた旨みがあって絶品だ。 


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なっぱSUN

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ちょっと変わり種の店。この建物の2階にあって、入りづらい雰囲気。近づくとこんな感じ。

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一見すると若いOL向けのお洒落店っぽいけど、実はこの店かなりの「ネタ店」。一言で言えば秘密基地感。昭和テイストと学校を足したような雰囲気。店内に様々な意匠のものをぶちこんで、独特の雰囲気を作り出している。なんとマリオカートがプレイできる席があったりもする。

基本的には創作料理で、ちょっと高めだけど変わったものが食べられる。名物はサングリア。果物を漬けた酒なんだが、甘くて美味しい。


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以上。

いろいろ書いてみたけど、まだ全然蒲田の店って開拓しきってないんだ。何かの参考になれば僥倖。

 

飲み疲れたら蒲田名物黒湯温泉につかるってのもありだ。まぁ、こんなのもあるけど。

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夜中2時以降チェックインは2000円で泊まれるカプセルホテル。宿泊客は隣のサウナに入れるので、安く、それなりにぐっすり寝たいならコレかな。

 

2012-04-28

sennheiser IE80

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ゼンハイザー社製イヤホン「IE80」を買った。同社のフラッグシップモデルのイヤホンだ。ゼンハイザーはドイツの会社で、ヘッドホンに定評があるらしい。近年はiPodを初めとするポータブルオーディオプレーヤーの台頭もあって、イヤホンにも力をいれているらしい。

 

おれはオーディオに対する知識があまりない。音場がどうとか、解像感がどうとか、生っぽい感じとか伸びのある中音域とか言われてもパッと思いつかない。イヤホンに限らずオーディオ関係のレビューを書くためには音を聞く才能じゃなくて、表現力が必要なんじゃないかって思う。

そりゃ格安のイヤホンとか64kbpsのMP3を聞けば音質が悪いことはわかるけど、いい音ってのは何が担保してくれるんだろう。ライブ感だろうか。

 

そんなおれがIE80を買ったのもバカみたいな話だ。でもわざわざ買いたいって思ったのは「本当にいい音」を知りたいってのがあるのかもな。もともとEtymotic ResearchのERシリーズは愛用してたし(遮音性最高で電車で使うにはすごく良かった)、ダイナミック型とやらの真価が知りたかったのかもしれない。

 

さて、そんなおれがIE80に言えることはひとつだけだ。「低音がすごい」もともとゼンハイザー社のヘッドホンとかイヤホンは低音に定評があるらしいんだが、本当に半端なく良い物に感じる。単に電気的な増幅やイコライザーで周波数いじれば低音成分を増幅することは簡単なんだけれど、ちょっと音が歪む感じがするのはご存知のとおり。でもIE80の低音はそんな不自然さがない。…なんてーかな、音が鳴ってるスピーカーに近づく感じっていうのかな。イヤホンなのに腹の底に響くように聞こえるドラムやベースがすごく心地いい。

ロックはもちろんテクノ系の音楽もノリがよく聞こえる。きゃりーぱみゅぱみゅの「つけまつける」ってこんなにドラム目立ったっけなぁと思うレベル。

ゲーム音楽なら「Skyrim」のメインテーマ「Dragonborn」とかによく合うなぁ。男声による合唱とか大太鼓が目立つからねぇ。クラシックもいけるんじゃないかな。

 

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IE80にはこんな感じにつまみがあって、ここで低音レベルの調整ができる。機械的にスピーカーの圧力を調整することで、低音の出方を変えるらしい。「最大」にしても音が狂う感じはしないのは電気的な増幅じゃないからなんだろうなぁ。おれのオススメは「最大」だけど、デフォルト(最低)で十分かも。

 

とにかく「外で音楽が聞きたい」「ずしんとくる低音が聞きたい」という人には最高のイヤホンだと思った。長いこと付き合っていきたいねぇ。

2012-04-24

グローバル

これからはグローバル社会と叫ばれて久しいけれど、一般社会で英語がJ-Popの歌詞以上に浸透していない2012年。おれも一生グローバルとかイングリッシュとかそういうのに縁がないのかなぁと思っていたら突然襲来したよグローバルが。

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春の人事異動とかそういうので、古巣を離れて、行き着いた先の部署名に掲げられていたのが「グローバル」という単語。…たいがいの場合、こういうのはただの看板だろう。おれの前いたとこだって「マネジメント」という名前が入ってたもんだ。マネジメントしなかったけど。部署名なんて実情か流行語かどちらかで構成されてるもんだ。

とまあ、お気楽な気持ちで新しい部署の暖簾をくぐってみたわけだが、これがとんでもなくグローバルだった。朝礼が英語だった。というか外国人の方々が普通に隣にいらっしゃった。お偉いさんに説明受けて自分のラインを確認してみたら、上司が外国人だった。…おい、ここは本当に今までいた会社なのかと。ちなみに、その上司は北欧の方だとか。ミスタースカイリムとあだ名を付けることにした。ノルディックでノルドだから。

 

とまあ、英語の「え」の字もねえ先週までとは180度変わって、「さぁて世界だ」とか本気で言ってる連中の中に叩き込まれてしまった。おれの英語力はせいぜいTOEIC600点程度。コミュニケーションも怪しいレベルだというのに…いったい人事は何を考えてこの異動を承認したのか。

 

正直ここから先すっげぇ苦労しそうだが、…他の人とは違うような、楽しそうな雰囲気はある。新しい同僚である黒人が流暢な日本語で(ちょっと方言入ってるな、あれは)営業と会話してるのを見て、ああなりたいもんだ、と思った。

英語なんて強制されなきゃ覚えないだろうし、覚えなきゃクビになるなら覚えるしかないだろう。それに英語に強くなれば洋ゲー(それもRPGとか)を原語で楽しむこともできる。語学力というのは日本の中ではかなり上位のスキルだと思うし、今後の人生でも潰しが効く…んじゃないかな。

…ある意味人生の転機。今年度は、ちょっと、かつ大掛かりに自分の毎日が変わっていく予感がする。これは思う存分楽しんでいけば損はなさそうだなぁと、そんな風に感じた初日だった。

2012-04-23

何の罪もないはずなのに 何らかの罰を受けてる

あまり自分の職場を悪く言うのもあれだし、人のことをとやかく言うのも嫌だ。それでも「メンタルヘルス」の問題というのは現代社会では偏在していて、考えざるを得ないなと思ってる。

見た目が気丈で、強そうに見える人が、突然1週間、2週間欠席してしまう。抱えてる仕事が相当あるのは知っていたけど、きちんと回してるように見えた。いなくなって引き継ごうと仕事の出来具合を精査してみると全然手が付いていなかった。

ああ、追い詰められていたんだなと、後からわかる。でも気付けなかった。

残された方にもそれなりに禍根が残る。罪悪感だろうか。気付けなかったこと、追い詰めた張本人かもしれないこと。

…動けなくなるときの感覚ってどんなもんだろうな。それは金縛りに似ていて。きっと直前までは本人も兆候なんて感じてなくて、ある日突然しきい値を超えてしまって。

おれもいつああなるか…はてさて。