ツインテールの吸血鬼はお好きですか

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タチカワ

日曜は立川市春の楽市に行ってきた。これは毎年春に行われている市民イベント。地元の商店や団体が集まって出店を出したり、フリーマーケットが催されたりしている。いかにも地元イベントって装いだが、結構な人出。公園で開催ってこともあって、家族連れがピクニックを兼ねて訪れてるのが目立った。


開催地の昭和記念公園は、立川駅から北に徒歩10分ほど行ったところにある市民公園。広大な敷地に芝生が敷かれた落ち着いた空間だった。


おれがこのイベントに訪れた理由は、近年立川が力を入れている町おこしイベントを見に行くことだった。立川はあの「とあるシリーズ」の舞台として有名だが、ここ一年くらいは行政側も積極的にそれを支援しようとしているという。
正直オタがどれだけの経済効果をもたらすのかなんて知ったことじゃないが、こんな風に行政が乗り出してくるのは興味深く思った。川崎市高津区のサンレッドといい、コンテンツと行政の関係性の現在進行形の事例が見られるかもと。




最近知ったことだが、立川市は長野県大町市と姉妹都市だという。大町市は、あの近年の聖地巡礼の走りとなった(と思われる)「木崎湖」のある町だ。木崎湖は2002年から2003年にかけて放送されたアニメ「おねがいティーチャー」と「おねがいツインズ」の舞台となった場所だ。このアニメは舞台が長野県であることを強調しており、また綿密なロケハンと草薙による背景の美しさ&再現度が話題となった。インターネットの普及もあって、現地に訪れてレポートするという「聖地巡礼」なるものが現れたのもその頃だったろうか。

姉妹都市の縁があってか、大町の商工会と木崎湖キャンプ場も楽市に出展していた。中の人も今まで気づいてなかったらしいが。



立川を舞台にしたアニメの展示を行なっていたのは、公園の奥にあった建物。会場はそんなに広くないというか、建物内のオープンスペースの隅っこにこじんまりと設定されていた。だけど、ここにあるってのが意味のあることなんだろう。とある〜以外の展示は、他の立川を舞台にした作品や各地の聖地事例の紹介がメイン。

その中でおねがいシリーズは先行事例として大々的に扱われていた。


聖地とオタとの関わり合いはあれこれ問題も多い。色々と乗り越えて9年目を迎えた木崎湖大町市から、今聖地を売り出そうとしている立川市が学ぶことは多いだろう。


お土産にこんなものを。まだ売ってたのが驚きだ。立川と大町に幸あらんことを。


松本が忘れられるてる気がする…が、あそこは元々一大観光地なので。