怒首領蜂大復活

細かいこと考えなければわりとSTG初心者向きのゲームだと思った。圧倒的に押し寄せる敵を打ち砕く爽快感と濃密な弾を避ける愉しみを手軽に味わえる。

何より「オートボム」の存在が大きい。「大復活」の名の通りこのゲーム、被弾時に自動でボムを発動する機能がある。

選べる自機の戦闘スタイルのうち「ボムスタイル」の初期ボム所持数は３つ。これは残機が減るごとにボム所持数が一個ずつ増えていく。
したがって、オートボム→オートボム→オートボム→残機１→オートボム→オートボム→オートボム→オートボム→残機０→オートボム→オートボム→オートボム→オートボム→オートボム→ゲームオーバー、と15回被弾してやっとゲームオーバーになるわけだ。
普通に考えてもこんだけ当たれるゲームはそうない。さらにステージ4クリア時点で1upとボム2個が支給されるので、さらに7回は当たっても大丈夫なのだ。

その分、わりと序盤の面から弾幕の密度は濃い。真面目に避けようとすると結構苦労するのだが、オートボムのおかげで詰まることはない。

さらにゲージが溜まったときに使えるハイパーモードはショットで敵弾を消して得点アイテムにすることができる。これさえあればどんな敵弾幕も得点の山になる。1ステージ2回くらいは溜まるのでどんどん使っていける。

このゲームは非常にゲームオーバーになりにくいSTGなのだ。

もっともスコア的に見ればボムが発動するたびにコンボが途切れるので低くなる。高みを目指そうとするとボムを封印し、いかに切り抜けるかが求められるのがわかる。
こう上級者は上級者、初心者は初心者として同じルールのゲームが遊べるってのはすごいなぁと思う。

今のところ初心者なおれが気付いた攻略のポイントとしては、手動と自動のボム発動のさせ方かなぁと思う。

オートボムは無敵時間も威力も弱いボムのため、ボス戦だと敵弾を消しきれずに続けて被弾してしまい結局ボムの無駄遣いになってしまったりもする。手動のボムは威力も高く効果時間も長いためボスにダメージを与えるのに有効だ。
どうせ被弾する未来が見えたのなら手動でボムった方が強いんだな。

とりあえず俺みたいなのでも1クレで最終ステージまで行ける程度のぬるさはある。クリアだけならもう少し頑張ればできるんじゃなかろうか。そっから先のスコアアタックやら2週目は魑魅魍魎の世界なのだろうが。

前作にあたる大往生はちょこっとプレイしただけなんだけど、大復活にも数々の意匠が引き継がれてるんだなぁってのがわかる。特にBGM。大復活のステージ１のBGM冒頭が大往生のキャラクターセレクトからステージ１を意識してるのがわかる。そういうのはうれしくなるよな。