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iPhone3GSを交換してもらった

交換経緯

 最近iPhoneを使っていて、どうもマナーモードにし忘れることが多いなぁと感じていた。よく見たら、iPhoneの左側のスイッチがおかしくなっていた。音量のスイッチまで動作しない。タッチだとか、画面にヒビだとか、そっちの方ばっかり気にしてたら、物理スイッチが先に逝くなんて、意外だった。

iPhoneが壊れたらAppleStoreに持っていけばいいらしい。先人の教えだ。だから、今日ふらっとアップルストア銀座に行ってみた。

 AppleStoreにはGeniusBarという予約制のサポートデスクがある。予約が入ってなかったり、キャンセルがあった場合は見てもらえるのだが、今日はあいにく予約でいっぱいだった。
 店員に聞くとそのような症状ならiPod Barに並べという。こっちもこっちで予約でいっぱいだったが、キャンセル待ちがあるやもしれん、ということで、しばらく待っていた。40分くらい待つと順番がまわってきた。
 予約なしだと結構待たされる感じ。見てもらう気があるならきちんと予約してくるべきだな。

 カウンターに座るとスタッフが聞いてきた。
「何が問題ですか?」
「最近ボタンの機器が悪くて」
「じゃあちょっと待ってください」
 スタッフにiPhoneを渡す。ちょっと見た後、スタッフは手元のMac Bookに何やら打ち込んでいた。症例でも検索してるのだろうか?iPhoneを見るより、Mac Bookで作業してる時間の方が長かった感じ。
「じゃあ、交換するしかありませんね」
「マジっすか」
「3GS発売から1年経ってないんで交換できまっせ」
「いいんですか」
 分解して修理するのかと思っていたので、ちょっと意外な提案だった。しかも即日交換できるという。

 後でネットの事例を見てみたのだが、交換はすごく多いみたい。実際iPhone自体がユニットごとに気軽に修理・交換できるような作りをしていない、非常にモノリシックな作りだからだとか。だから気軽に交換対応になる。圧倒的な物量で攻める。これがアメリカ式というやつか。

 そんなすごく軽い感じで、iPhone3GSを新品(?)と交換してもらうことができた。
 

復元同期

 交換したiPhoneは買ったもちろんながら初期状態のものだった。当然アプリも何もない。けれど、自宅に持ち帰り、iTunesに接続し、バックアップから復元すればこれまでと全く同じ環境に復元してくれる。

 この復元は単にアプリを再インストールするどころか、アプリのアイコン位置や設定、さらには内部データまでも復元してくれる。iPodで開いていたアルバムからBB2Cのログまできっちり復元してくれた。そんなところまでバックアップされているんか、と驚いた。

 なるほど、これが母艦がある強みか。
 iPhoneにせよiPodにせよ、マスに売れている製品だが、必ずPC(MAC)とiTunesを必要とする点は特異だ。その他のメーカーの音楽プレイヤーはたいがい「ダイレクトレコーディング」と称して、外部入力からの録音機能を有しているのにiPodにだけそれはない。また曲のフォルダ管理などを通して、プレイヤーの管理をプレイヤー上で完結できるようになっている。

 けれど、iPod/iPhoneはあくまで従として、iTunesを主として同期して動く。曲のフォルダ管理も単体じゃ出来ない。iTunesに登録されていないものは利用できない。
 一見非常に不便だけれどiTunes自身がiPodに必要な全てのデータを持っているということになる。だから、新しいiPodやらiPhoneやらを接続すれば、これまでと全く同じ曲、同じ設定を適用することが可能ってわけだ

 そのうち、iTunesがクラウドに乗る時代が来て。そしたら店頭で新しいiPhoneを買った瞬間に、即座にこれまで使っていた環境が受信され、使用可能になる、なんてのもありえない話じゃなかろうか。