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OPERATION FLASHPOINT:DRAGON RISING

オペレーション フラッシュポイント:ドラゴンライジング

オペレーション フラッシュポイント:ドラゴンライジング


 FPSを始めた頃からOPERATION FLASHPOINTなるゲームの存在は耳にしていた。曰く、

  • 被弾したら即死する
  • 1ドットの点を撃つ
  • 2時間匍匐前進し続けて一発撃って帰る

という、戦場のリアリティを過剰なまでにゲームとして再現したマゾいゲームだと。しかし、そのリアリティゆえに熱狂的なファンがいるそうな。

 OFP:DRはそんな作品の続編にあたる。といっても、作っているスタッフは別なんだとか。オリジナルスタッフはArmAなるゲームをリリースしているそうで、そのへんはFar Cry2とCrysisの関係に近いのかな。
 PCのマニア向けFPSの代表格みたいなOFPの名を冠した作品までコンシューマでリリースされるとは、すごい時代だ。もはや主流はこちら側なのかもな。


 俺はOFP自体は未プレイ。だからDRはDRというゲームとして捉えていきたい。

 
 まず数ミッションほどプレイしてみたが、なるほど耳にしていた噂が真実だったとわかった。DRはOFPに流れていたものをわりとよく受け継いでいるのかもしれない。

  • 被弾したら即死

 被弾すると悪くて即死。CoDのベテランが泣くぐらいのあざやかな即死っぷりを見せてくれる。運良く即死しない場合でも包帯で止血しないといずれ失血死する。失血するまでは結構時間あるが、被弾するような戦場でのんきに止血してる暇をつくるのも難しいわけで。

  • 1ドットの点を撃つ

 他のFPSに比べると交戦距離が非常に大きい。ここまで遠距離で撃ち合うゲームは初めてかもしれない。ゲーム内距離200〜300メートルぐらいで交戦してるみたいだが。そこまで距離が開くと敵は、静止していればただのテクスチャにしか見えない。生きてるのか死んでるのかすらわからない。そんな距離の相手にHSを食らわせ、またHSを食らうゲームなわけだ。

  • 2時間匍匐前進し続けて一発撃って帰る

 そこまで極端でないにせよ、移動はかなりのパートを占める。オープンフィールド系なのでとにかく広いこともあるが、敵に見つからないように匍匐して裏に回ったり、回避したりする機会がやたら多い。敵と交戦してる時間は移動に比べるときわめて短いだろう。
 
 そんなゲームなので、一応EASYでプレイしているのだけれど、よく死ぬ。他のFPSならHARDぐらいの難易度だと思う。リアル系とはこういうものなのか、と認識を改めた。


 ただ、個人的にはあまり好きでないところもある。動きの固さにはどうも慣れない。伏せから立ち上がるのに一呼吸かかる。武器の持ち替えに時間がかかりすぎる。リロード中は見る方向を変えることもできない。リアル系だから、そういう仕様なのだろうけれど。ふだんCoD:MWでアクロバティックな動きになれている人間からすると、動きが堅すぎて違和感を覚える。
 それにとにかく即死が多いゲームなのにロードが長めなのはマイナス。コンテニューする気がだんだんそがれてくる。
 極めつけにタイトル画面のメインメニュー周りもエフェクトが効いていて重い。選ぶのがしんどい。システム面ではストレスが結構あるな。

 シングルプレイもイライラすることの方が多いのだけれど、ウリのCO-OPを試してみないことには何とも言えないかな。