2014年にプレイしたゲームの総括
2014年はXbox Oneが(日本で)発売された年だった。
世界のゲーム戦線の第一線から日本が外されたことを実感した年でもあり、コンシューマの行く末を憂う一年でもあった。
それでもOne発売をきっかけに割りとコンシューマをプレイする時間が増えたと実感した一年でもあった。
まあ、業界のことなんて知ったこっちゃねぇ。一介のユーザができることは、何が面白く、何がダメだったか、だけだ。
ということで、今年プレイしたゲームについて総括をする。( )はプレイしたハードね。あとアフィリエイト貼ってるけど基本DL版のほうがいいと思う。
Titanfall(PC,Xbox One,Xbox 360)
今年のスマッシュヒットはこれだろう。新規IPでありながら、革新性を打ち出した作品だと思う。今時のFPSのトレンドであるスピード感とテンポ、そしてパルクール要素を高度に実現しているゲームはそんなにないと思う。
基本的なゲーム性はCoD4だと思うんだけど、ウォールランと2段ジャンプ、とても広いマップとタイタン、パイロットとミニオン、無駄な要素が全然ない。FPSでありがちな芋(特定箇所にこもる)の排除とガンガン攻めたほうが点数が良くなるシステムがとても気持ちいい。
惜しむらくは(おれは別にいいと思ってはいるんだが)、カスタマイズ要素が少ないということだろうか。またCoD亜種のためか"プレステージ"の条件が結構厳しいというのも否めないか。高位プレイヤーに縛りを設けて、他のランクのプレイヤーでもなるべくイーブンな戦いにするという試みなのかもしれないが…やってる方はそんなに楽しくないかもしれない。
とにかく、これからXbox One買う人にも是非やってもらいたいゲームだ。
Battle Filed4(Xbox One)
なぜ?BF4?2013年のゲームでしょう?おれがプレイしたのが今年だからです。しかも11月だよ。
ホリデーシーズンといえば新作FPSプレイ中でフレンドリストが埋まるというのが相場だが、今年は全くの不作だったのか、そんな事態にならず。むしろBF4が活況という事態だった。
結局ある程度ゲームが煮詰まっており、安定しているBF4がそれなりに楽しいということなのだろうか。
今となっては10年近く前になるのだが、BF2でFPSの楽しさを初めて知ったおれとしては、そのとき感じた「楽しさ」がBF4にも幾分含まれていて嬉しく思う。コンクエストでひたすら裏取りしたり、隊長を守りながら突撃したり、戦車にミサイル撃ちこんだり。コンシューマナイズされてしまったところもあるけど、プレイフィールは確実に良くなっている。きっと今BF2やるとプレイしづらいし、だるいし、すごく洗練されていないって思っちゃうだろう。
でもBF2は、本当の本当に夢中になるくらい面白かった。これだけは初体験の感覚を超えられないだろうなぁ。
Halo:The Master Chief Collection(Xbox One)
Halo4作品(ODST、Reachは省かれているが)を1パッケージで楽しめるお得版。だったはずなのだが、全体としてがっかりだった。進行度合いが自動的にセーブされなかったりといったバグもあったが、それよりも目玉のひとつでもあろう「オンライン対戦」が、障害により、機能していなかったという大問題があった。
Haloとオンライン対戦は切り離せないものだ。マスターチーフの物語と同じかそれ以上、Haloのオンライン対戦は愛されている…た、かな。
何度かパッチは当てられたが、結局のところ根本的な解決に至っていなかったと思う。まぁ解決していたのかもしれないが、最初のほうで見限られてしまったので。プレイ人口回復するのは難しいだろうね。
30日から始まったHalo5βはちゃんとマッチングし、かなり進化を感じた。こちらはいずれ別に記事を書きたい。
Halo: The Master Chief Collection (限定版) (特典 Halo5 マルチプレイヤー ベータアクセス権 同梱)
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Call of Duty : Advanced Warfare(Xbox One)
CoD新機軸らしい一作。SF的なガジェットが多く、強化外骨格を用いた二段ジャンプやパルクール要素、スラスターによる高速移動等新たな要素が生まれた。あまりにSFっぽくなってしまったのでタイタンフォールの模倣と揶揄された時期もあった*1 。結果として、AWとTitanfallは、目指そうとした方向はともかく、全く別の思想のゲームになってしまった。
キャンペーンは嫌いではない。QTEは多いと感じたけれど。ただオンライン対戦は好きになれなかった。最近のCoDは、あまりにもプレイヤーの体力がなさすぎて見敵必殺になりすぎているところ、そしてリベンジキルをしやすいように敵のすぐそばにリスポンするような調整をしているところが気に入らなかった。新要素よりも全く変わっていない(むしろ増しているような)そんな嫌いな要素が、とても嫌だった。
だからあんまりプレイしていない。あとすっごいラグかったし。
コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア [字幕版]
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Forza Horizon2(Xbox One)
記事も書いたんだけど。Xbox Oneというハードが360とどう違うかを教えてくれるゲームだと思う。車ゲーが好きじゃない人でも綺麗な風景の中適当に走ってるだけでそれなりに楽しいと思える。懐の深いゲームだと思う。
Destiny(Xbox One)
2014年で一番の困ったちゃんゲームだと思う。続編ばかりのFPS業界の中で新規IPであること、さらにHaloで定評のあるBungieの新作ということで注目度が非常に高かったと思う。…高かった。そう、すべては過去形だ。
元々縦マルチとして、PS3/4、Xbox 360/One向けに制作されたゲームであるが、日本ではSCEが独占販売権を握り、Xbox Oneでは発売されなかったので、おれは海外版でプレイするしかなかった。
結論からいうと、とてもオススメできないゲームだった。「これがあのBungieなのか」と思ってしまうほどのゲームだった。
まず本作はFPSとしてボリュームが少ない。単純にクリアするだけなら10時間少々で終わってしまうだろう。キャンペーンを兼ねたクエストが20程度と少なく、COOP専用のクエストもたった5つ。ハクスラ的な要素をウリにしているのにアイテムのドロップ率は極めて低く、レア以上のドロップはすべて「鑑定」が必要であり、鑑定で良いアイテムが入る確率もまた極めて低い。それに輪をかけて運営がひどい。アップデートの度にユーザーが有利になる要素はどんどん潰され、難易度は上がり、報酬は削られ、DLCリリース以降はDLCが無いと既存の要素すらプレイできなくなり、ろくにゲームもできなくなった。セールスだけは立派なので続編は作られるだろうが…。本作のAmazonのレビュー欄は荒れに荒れているが、ある程度真実だということをお伝えししたい。
現在進行中のゲーム
CHAOS;CHILD(Xbox One)
「あの」CHAOS;HEADの続編である。CHAOS;HEADそのものはファンディスクであるらぶCHU!CHU!で完結しているので、精神的続編というほうが近い。科学ADVシリーズと銘打たれながらも実質シュタインズゲート一強だった状況に突如現れた原点回帰。
懐かしの渋谷を舞台に、ニュージェネを彷彿させる猟奇的な事件が起こり、それに巻き込まれていく、という内容。グロさがウリだったカオへ(コンシューマ版はCERO Zだった)を意識しているだけあって、非常にグロい展開が多いのが特徴だろうか。逆にキャラクターは少しギャルゲー寄りというかマイルドになった気がする。前作のヒロインは…ねぇ。シュタゲが大人気だったが、シュタゲ的な要素はほとんど無い。無いこともないけれど。ロボノ的な要素もあるが、両者とも匂わせるにとどめてあり、これは好感を持てる。
1周目プレイの段階では、事件の全容はつかめていないが、伝え聞くところによると個別ルート、そこからのTRUEルートは素敵だという。プレイが完了してから改めて記事を設けたい。
アルノサージュ(PS3)
「あの」アルトネリコの関連作である。まだプレイ中のところに置いているのは、終盤でこれからラスボスだー!ってところでなんとなくやる気がでなくなってしまったので。魅力ある世界観をやや説明不足なストーリーとテンポの悪い展開で推し進めるというアルトネリコ由来のRPGだなぁと思わせる部分が多い。
戦闘は最初は楽しいのだが、慣れてくると毎回同じことの繰り返しとなりだんだんしんどくなる。エンカウントは1回で済むが、戦闘時間が長いと結局同じではなかろうか。正直アルトネリコ2の戦闘が一番楽しかったなぁと思う。
プレイ中にVita版が発表されて、他機種ユーザでも無いのに少しげんなりした。
ペルソナQ(3DS)
「あの」ペルソナ3・4の関連作である。世界樹の迷宮をベースにし、キャラクターをペルソナ3・4にした3DダンジョンRPGである。女神転生が元々3DダンジョンRPGだったのだから原点回帰とも言える。
それでもシステムにペルソナを組み込み、合体もあり、UIと曲をお洒落にすればペルソナに見えるんだなぁという不思議な感覚を覚えた。
第2ダンジョン突入あたりで積んでるので、気持ちが落ち着いたら再プレイはしたいと思っている。
モンスターハンター4G(3DS)
買ったけど、Xbox Oneが忙しくてろくに触っていない。
Fate(Vita)
FateのUBW編が放送されたので勢いでDL版を購入。まぁ購入しただけで特にがっつりプレイはしていない。なにぶんPC版をやったのが10年近く前なので色々と懐かしいなぁという気持ちしか無かった。忘れている部分が結構ある。10年は長い。
艦隊これくしょん
鯨なんていない。
以上。ほかにも何かあった気はするが、忘れた。とにかく2014年は「Titanfall」の年だったと思う。FPS全体のテンポアップの傾向に合致するし、パルクール要素を取り入れたゲームが他にも出てきているし、確実に風は向いている。Titanfall自体のブラッシュアップも期待したい。