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6月に観た映画2:エンドオブホワイトハウス

昨日の夜中にエンドオブホワイトハウスを観てきた。レイトショーとしてはそれなりの客入り。何故かカップルが目立ったんだが、これはカップル向きの映画なのだろうか。

 

まずまず面白かった。シンプルなストーリーと多めのアクション。強い男とUSAのバンザイ。実に木曜洋画劇場向きの映画だと思った。

 

「もしホワイトハウスが北朝鮮のテロリストに占拠されたら?」という映画なのだが、シチュエーションから逆算して作られてる映画なので、そもそもワシントンD.C.にテロリストの一個小隊がやすやすと潜入してホワイトハウスまで占拠が可能かというQに関しては全く答えがない。ガンシップをワシントンD.C上空までノーマークで飛ばすとか、西側装備の特殊部隊を現地まで車で運ぶとか、そのへんはファンタジー。でも気にするところではない。

 

良かったのは銃撃戦。特に重機関銃を乱射してシークレットサービスを薙ぎ倒し、ホワイトハウスの壁や柱をバリバリ削るあたりが良かった。倒れたシークレットサービスにきっちり止めを刺す残酷だけどプロフェッショナルな特殊部隊の描写も良かった。

全体的に銃撃戦は迫力があったかなー。

 

ただそれ以外の部分はわりとおざなりというか。過去の失敗のトラウマを乗り越えたりとか嫁との絆とか大統領の息子との交流とか、もっと細かく描けそうな部分はあるんだけれどスルーしちゃってる。そりゃ子供が人質になってグダグダした展開になるよりはいいのかもしれないけれど、あまりにも絡まないので。この手の作品にありがちだけど、例によって特殊部隊があっさり全滅するあたりとかもグダグダかな。

 

アクション映画なのに淡々としてる印象を受けたのはそういうアクション以外の部分が淡々としていたのかも。主人公がかなり最強に近いので、ピンチらしいピンチが無かったのも一因かな。一番のピンチが味方のヘリとかどういうことなのか。

 

不快感は無いけれど、あまり無さすぎるというのも良くないのね。映画は淡々とした作品よりメリハリついて感情を揺さぶってくる方が面白いのな。