ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

4月に観た映画2:変態仮面

アイアンマン3観てきました。仮面つながりということで先週観た変態仮面の感想でも。

 

変態仮面…一応ジャンプ本誌で読んでた世代なのよね、おれ。実は今初めて「究極!!変態仮面」というタイトルが正式だったことを知ったよ。というか一年間しか連載してなかったのかよ、この漫画。おれが人生でジャンプ真面目に読んでたのってその頃だけなのにわりとピンポイントだな。

…そんなマイナーなんだかメジャーなんだかわからない王様の耳はロバみたいな作品をなんで今頃映画化したんだろう…スタッフが単にやってみたかったのだろうか…そもそも映像化できるんか、これ…。ともかく、色々と浮かんだ疑問を解消したくて、観に行ってみた。わりと上映館少ないのよね。

 

フォオオオオオ!

 

…監督はヨシヒコの人だったのね。お得意の独特の低予算感を逆手にとったチープさが変態仮面の雰囲気にマッチ。金使ってよくなる題材じゃないからこれが正解だよね。メタなノリツッコミセリフもいっぱいで、まるで深夜ドラマ。

 

主演の鈴木亮平がいい体してましたね。正直変態仮面のパンティ以外の部分がコスプレってのはちょっと興ざめだったのですが(原作再現的には正しいのだけれど)魅せるマッチョなので説得力がありました。ライバルとなる偽変態仮面が(変態仮面に比べると)ちょっと貧相なのでよい対比になってましたね。

変態仮面、「私のお稲荷さん」を相手の顔面に押し付ける攻撃が主力なのですが、漫画で観てた時から痛そうやなぁと思っていたのに、実写で見るとそれはもう痛そうすぎて観てるほうがヒュンとなりましたわ。

あと変態仮面よりも主人公の狂介の言動のほうが面白かったなぁと。こう男子高校生の妄想みたいなセリフばかりなんですよ。「君がプールに行くとそこらのおっさんが君をなめまわすように観るんだ、観るに決まってる、だから行くな」みたいな。このクマ吉君を若干マイルドにしたような言動が、彼が紛れもなく変態仮面であるという証拠になっているんですねー。本人気付いてないんだけど。

 

そんなわけで肉体とケツが観たい人は是非観ればいい映画だと思いました。

 

映画館で観るべき映画かと言うと、会場の雰囲気を楽しむならアリ。題材が題材なので結構「沸く」。実況向けとも言えるかな。