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ツインテールの吸血鬼はお好きですか

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蒲田魔女

蒲田魔女 作:かずといずみ

こんなおかしなタイトルの本を見つけて、おもわず手にとってしまった。

 

…おれは長らく根無し草の生活を続けていてるからか、逆に今住んでいる場所への愛着が逆に強い。今は川崎に住んでいるから、川崎臭のする物事に強い関心があり、アレコレ語りたいところではあるのだが、今回は川崎のお隣りの蒲田という街のお話。ここも多少縁がある。

 

東京都大田区蒲田は神奈川県川崎市から多摩川を挟んだところにある地域。東京駅から京浜東北線で20分程度の東京都と神奈川の境の町だ。特徴は町工場と街の規模にしては大きめな繁華街。治安もそこそこ悪いし、都心から放たれる瘴気が澱んで溜まっているような街だ。

 

「蒲田魔女」はそんなゴミゴミとした街、蒲田を舞台とした4コママンガ。今風な萌え4コマと呼ぶべきだろか。人の願いを叶える蒲田魔女さんと女子高生矢口羽子さんが繰り広げる日常話が続く。

※矢口羽子さんは、蒲田の地名の矢口と蒲田名物羽付き餃子からの着想だろうか…

 

この作品の特徴はやはり「蒲田ネタ」だろうか。東急屋上の観覧車、ニーハオの餃子、ユザワヤと、(ついでに猫カフェ)蒲田の象徴的なローカルネタがわりと踏み込まれている。蒲田を知っている人間にとっては、それだけで笑える。ああ、蒲田のあのゴミゴミしたところに魔女くらいいても可笑しくないなぁって思えるものね。

本作の中で特に芸が細かいなぁと思ったのは初詣の話。蒲田から初詣に行くとしたら?近いから川崎大師?でなくて、同じ大田区の池上本願寺に魔女さんたち行くのね。…地元民的感覚だなぁと思ったよ。東急池上線で一本だしね…。

 

難点を。「蒲田」という地名にシンパシーを感じない人にとっては普通の萌え4コマなので、評価が微妙になっちゃうなぁと。あと、おれみたいな蒲田歴2〜3年程度でもネタがわかってしまうので、もっとディープな蒲田住民には物足りない可能性がある。

 

とにかく、「蒲田」ネタを探してる人にはオススメする。ちょうどNHKの梅ちゃん先生が蒲田舞台だしね。

 

 

せっかくなのでとらのあな蒲田店かメロンブックス蒲田店で買いましょう。メイトでもいいけど。