ツインテールの吸血鬼はお好きですか

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遅れてきたアイマスフォロワー

プリティーリズムが最近妙に面白い。実はアイドルマスターよりもアイドルマスターらしい作品なのではないかと思う。


1クール目はカオスアニメとして評価されていただけだと思う。
プリズムショーという異空間、お洋服の声が聞こえたり、コーデ力さえあればいくらでもジャンプできる設定、そこらに乱立するシルエットなモブ…。
キャラクターもいまいち立っていなかったというか、設定も名前も主人公っぽいのに違うりずむや、普通の女の子のようで天才設定の主人公あいら…3人目として指定されていながら全くでてこないみおん。

それが2クール目のみおん参入あたりからキャラクターもストーリーもぐいぐい良くなっていって、話
土曜朝の楽しみになってしまった。


何よりみおんのキャラクターが「いじわるなライバル」でも「鼻っ柱を折られるプライドだけ高い子」でもなかったのが大きいな。業界の経験者として未熟なあいらとりずむを導く先輩キャラになるとは思わなかった。気丈であるのは裏側にある寂しさのためだったり、孤独だったのが次第にあいら、りずむに打ち解けていくところが良かった。


しだいにキャラクター同士の関係性が変わっていく、成長していくところが丁寧に描かれているのがいいよね。1年ものならではって感じだ。サマークイーンカップでは強敵に敗北してしまい、自らの甘さを認識することになり、3人で号泣するところは本当に良かった。笑いながら泣くというのがあんなに美しいとは思わなかった。


プリティーリズムは、アイドルマスターをアニメにしたようだと思う。それもイメージの中のアイドルマスターを。逆にアイドルマスターのアニメ版は、わかっている人向けのファンディスクみたいだと感じる。

要素 プリティーリズム アイドルマスター(アニメ)
目標 プリズムショーの頂点を目指す トップアイドルを目指す
話の傾向 特訓、日常、練習 アイドルの日常
ダンスシーン 3D(一部2D) 2D

もちろんアイドルマスター(アニメ)も、プロデューサーと出会い、いろんな仕事をこなして、成長していく様が描かれているのだが、キャラクターが多すぎるために一話での成長に焦点が当てられている感が強い。一話ごとに成長していく、というのがない。Fランクから徐々にはいあがっていく…感はあまりしないかな。逆にアイドルの日常を描く話が多いのは、今の流行ををうまく反映してるのだろうか。小ネタの広い方を見ると、うまいことやってんなぁと思う。


両アニメともに、求められているものをちゃんと表現しているからいいと思うのだ。