ジュエルペットてぃんくる
- 出版社/メーカー: フロンティアワークス
- 発売日: 2011/07/22
- メディア: DVD
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良い最終回でした。
一年モノとして、魔法少女モノとして、女児モノとして、最高の出来だったのじゃないでしょうか。
おれは常々、最終回に後日談を割いてくれる作品は最高だと思っているのだが、この作品は本当に最終回に余すところ無く詰め込んでいた感じ。ナディア最終回みたいな!登場人物が事件を乗り越えてどうなるのか、どうなっていくのかを見せて欲しいのは視聴者の欲求。それに叶えてくれるのが創作者の懐の深さ。
やっぱり登場人物の成長っぷりが見られたのがよかった。あのすぐに諦めて笑顔を曇らせていたあかりちゃんが、みんなに支えられ、愛され、みんなを笑顔にするようなそんな成長を遂げるなんて思っても見なかった。精神的に大きく成長したというのが見て取れる。他の登場人物も独りよがりだったり、協調性が無かったり、他人を見下していたりしたのが、あかりとの出会いをきっかけに絆の大事さを認識して、仲良くなっていった。
丁寧に積み重ねて言ったから違和感も少ない。説教臭いこともない。アクションシーンは無かったけれど、表情の細やかさが光ってた。
魔法少女とは心を暖かくしてくれるものなんだとあらためて認識した。呪いとかを振りまくものじゃないんだぜ、と。いやあれはあれでいいけどさ。
いい作品だったわ。スタッフが作品を愛してるってのがすごく伝わってきた。それも良い作品の条件かな。