そんな未来はウソである
- 作者: 桜場コハル
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/04
- メディア: コミック
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おれは桜場コハルマンガと妙に波長が合う時がある。みなみけの1巻や2巻、序盤の方とか…あれ意外と無いな、とにかくたまに壺にハマるときがある。なんか本作も妙にハマった。
この人のマンガは…なんだろう、おかしな間がある。なんか作画が苦しい時のアニメみたいな妙にカクカクしてるようなあんなモヤモヤした感じの。たぶん表情のみでセリフのないコマが頻繁に挿入されるのがその原因なのかな。
シュール系の作風でもないんだけど、別の方向にシュールなマンガだと思う。表現がすごくしづらいが、狙ってやってるのでなくて作者の技量的にこれが限界ってのが、たまたまシュールに仕上がってるような…。
登場人物の言動が少しずつずれていて、だんだんとおかしな方向に進んでいく展開はうまいと思うんだ。でも着地点もオチからズレているので、全体的に印象がまばらになる。
画面の白さも相まって、漫画自体の印象はとても薄い。けれど、読んでるうちは妙に癖になる。
なんだろう、具体的なことをまるで書いてない。かけない。ともかく気になるマンガであることは間違いない。
1巻にして未来視少女の未来視設定がどうでもよくなってる気がするあたりはまずいと思った。ああ、ようやく具体的なことがかけた。