ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

ソーシャルネットワークをみた。

ソーシャルネットワークを観に行った。

ご存じの通り、この映画はあのFacebookの起業とその軌跡を描いたものだ。これを見ればFacebookとやらがわかるんじゃね?てな気持ちで見にいってみたのだが、実のところあまりわからなかった。
…この映画は別にFacebookでなくても成立する話だと思う。架空のSNSやWebサービスでも十分同じことが伝えられると思う。ただ今が旬で、ユーザー数が5億人という桁違いにでかいFacebookを題材にしたからこそのスケール感なんだろう。



サクセスストーリーだけれど、あまり明るくないというか。でも「成功者だけど内面はこんなもんですよ」という映画じゃなくて、何かを誰かと一緒に作り出そうとしたときに生じるすごく普遍的な事象を描こうとしたんじゃないかな、と思う。
親友と新しいことをやる楽しさ。成功への欲求。方向性の違い。親友との確執。焦り。そして破局。「どこで歯車狂っちまったのかなぁ…」を描いたような。


ラストシーンのマークの表情は「おれはただ友達が欲しかっただけなのになぁ」とつぶやいているように感じられた。
人との繋がりをネット上に再現するサービスを作り出した男は、親友に見放され孤独なまでに一人だという悲劇。でも今更足を止めるわけにもいかない。彼は誰もがうらやむ成功をつかんだのだから。
孤高の天才プログラマーの話ではなくて、Facebookの偉い人も大変だったなぁという話でもなくて、誰しも規模は違えどこういうことってあるんじゃないかなぁって、映画を見終わったあとすごくもやもやした。



※この映画は事実を元にして随所に創作を膨らませたフィクションです。

スタッフロールの最後に出すなよ!でも良かった、あのサイコヤンデレはいなかったんだ…。



オタ的な感覚でいうとひどく実況し辛そうだなと。台詞が非常に多い上、頻繁に視点が切り替わる。画面と台詞の情報量が多いので、きっちり話に着いてかないと置いてけぼりにされそう。アクションもラブストーリーもない映画だけどエロいシーンは多かった。半裸で踊ってたりトイレでヤってたりな。台詞の応酬に疲れた頃に出てくるので計算して入れてるんだろうなぁ。映像の世界は本当に奥が深い。


親友のエドワードが泣ける。ハーバード大なんだから一応エリートなのに、天才と秀才の違いとでもいうか。あと彼女がヤンデレで夜も眠れないのには吹いた。メールボムまがいと深夜襲撃はちょっと愛が重いよね。


あと、アメリカの大学ってのはあんなにエロイベント多いのかね。即パーティー即脱衣即セックス!ああ、クラブってそういう・・・ってそういう意味なんだろうけどさ。一応エリート校だろ?加減しろ!よくさー、アメリカへ留学した人が常識に縛られた日本人に講釈垂れてることがあるけどさ、在学中あんなだったのかなぁと思うとな。メリハリ付いてるからいい?いいよね!
あんなエロイベントあるならおれもアメリカの大学行きたかったわちくしょうめ。