ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

後悔なんて、あるわけない

だー!龍騎龍騎うるせえな!おまえら龍騎村の住人か!ちょっとバトル展開始まったら、オタは「龍騎」だとか「ダーゴンナイッ」とか言い過ぎですよ、そうやって芽をつぶしていくのです…と言いつつ、おれも平成ライダーっぽいなぁと思わないわけでもなかった。全話ちゃんとみたの龍騎しか無いんですけどね。


あーでも赤い子の言うこともわかるかも。要は効率を突き詰めていくとそうなるんだよなーというか。赤い子が元々どんな願いで魔法少女になったのか知ったこっちゃないが、生きるか死ぬかをいくつもくぐり抜けていくとああいうスレた感じにもなるだろうよ。ネトゲ廃人の初心者に対する苛立ちというか、無駄を徹底的に排除する思想というか、ただのバトルマニアじゃなくて魔法少女の一つの末路としての赤い子なのかなーと思ってもみたり。でもやっぱり願いが力が欲しいだけだったらどうしようかなー。


アニメ的表現としては…えーと、おれはそれにどういう名前がついてるか知らないけど、表情が暗く沈んでいて瞳が光点になってる演出が良かったなぁ。モンハンで言うところのナルガクルガの怒り状態みたいな感じかな?
表情が真っ暗で、瞳だけ爛々と輝いていてってやつさ…よくクリーチャー系でやる表現だと思うのよね。それを魔法少女に適用してくるかー、なるほど得体の知れない不気味な存在にはぴったりだもんな。でも思い返せば、魔法少女リリカルなのは(一期)第四話で初登場したフェイトさんもこの表現使われていたなー。アンデルセン神父みたいな演出で迫ってくるフェイトさんはマジでホラーだった。ソウルテイカーだった。後のフェイトさんのことを考えると、あの演出は何だったんだろうと思うんだが、やってみたかっただけなのだろうか。



でも、まどっちの面白いところは、こういう魔法少女バトルとか戦闘シーンじゃなくて、胃がキリキリするようなどんどん絶望にひた走っていくような日常シーンだと思うのよ。今回の青すごかったでしょう?手が治って素直に喜ぶ上条君。病院の屋上に登って演奏会。…そんな感動的なシーンでおれは、ああ、青死んだな。と思っちゃった。持ち上げて持ち上げて落とそうとするスタッフが見えちゃったんだもの。こうして、逃げ場をふさいで、青を死地に赴かせるんだろうなと、この悪趣味が。そこが面白いな。