ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

エクスペンダブルズ

この映画を見た後には何も残らなかった。不思議なほど心に何も残らない。これがB級なのだろうか。


ストーリー?クソ喰らえだ。そこに敵がいる。だからぶっ飛ばす。思想?宿敵?そんなものはねえ。
この映画にあるのは、ドンパチと格闘と爆発。それだけだ。たまに小粋なセリフが挟まれるが、それは肴みたいなもんだ。ただ敵を殴り、ぶっ飛ばし、爆発させてぶっ殺す。それだけがこの映画には詰まっている。


アクションシーンこそが本作の見所であり、そこしか見る所がないわけだが、存分に堪能した。スタイリッシュだが超人過ぎない絶妙な派手さが良かった。転びながらハンドガンで相手の足を撃ちぬく、相手のナイフを抜いて突き刺す。

おかげで全体的に非常にゲーム的な絵作りに思えた。いやゲームがこういう映画を参考にしていたというべきなのかもしれんが。本作における血の出方やゴア表現が非常に「ご褒美」的な感じに見えたのがその遠因か。


R-15という設定から、きっとTV放映には色々難があるんだろうが、これはTVの前で実況してみたい作品だ。
何年先でもいいから、たくさんのバカどもと一緒に、ポップコーンを片手に、この映画を見て、バカ笑いしながら突っ込みまくりたい。
そんな木曜テイストを感じた。