テレビCMって効果あるだなぁと思った瞬間

　バーチャロンフォース移植発表から三日。ネットではどんな反応なんだろうと思って、主にtwitter周りを観察していた。普通に喜んでいる人もいれば、「微妙」と嘆く人もいた。いいから箱タン直せという人もいた。とにかくいろんな人がいた。
　たいがいの反応は「まぁそうだよね」とうなずけるものだったのだが、中にはどうも違和感を抱いてしまうものがあった。それは「360にバーチャロンが移植」と言う反応が結構あったことだ。

　「フォース」が移植なのでなくて「バーチャロン」が移植という言い回しは、まるで「360に初めてバーチャロンが移植された」ように聞こえる。…それだけならただ俺が繊細すぎるだけなんだが、俺の妄想を裏付けるかのように「フォースじゃなくてオラタン移植しろ」という人もちらほらいるものだから話はややこしくなる。

　つまるところ、「1年前にオラタンが360でリリースされていた」という事実は、思った以上に有名じゃないってことだ。ツインスティックの再販を望む人も多かったが、360用ツインスティックが発売されていたことを知らないような人も一定数以上いた。

　…そりゃそうだ。1年半前にファミ通にちらっと記事が載った程度だし、DL販売でひっそりと発売されたものだから。ゲームサイトで大々的に取り上げるようなタイトルでもないしね。はてブのアニゲカテゴリを毎日見続けているような人間には周知の事実なのかもしれないが、「普通にゲームやってる」くらいの人にはそもそも1年前のオラタン移植の情報が届いていなかったんじゃなかろうか。

　ならどうして今回はそんな人にも移植の報せが届いたのだろうか。考えられるのはテレビCMだ。9年前のアーケードゲームの移植をわざわざテレビCMで宣伝するというのは狂気（あるいはMSKKなりの愛か）に思えるが、実際そんなにバカにしたものでないんじゃなかろうか。
　テレビは圧倒的な伝達力で相手に情報を押しつける。ゲームの情報を収集する気が無くなった人にも無理矢理届いたわけだ。それが今回の興味深い反応につながったんだろう。

　今回の観測はtwitter上で行ったのだけれど、twitterやってるような層（＝積極的にネットやってる層？）にすら情報が届いてないのは結構ショックだったかも。受信感度が悪いのか、送信出力が弱いのか。
　俺だって興味ない情報をスルーして、後で「そうだったの？」と思うことはよくあるしな…。何事にも敏感になっておきたいところだし、情報の伝え方は考えていきたいところ。