真・恋姫無双〜乙女大乱〜
アニメ恋姫無双を語る上で良く出てくるキーワードがある。それは「安定」「安心」だ。
このふたつは、美少女モノ深夜アニメ、特にエロゲ原作モノから連想されるとは思えない単語だ。けれど、実際アニメ恋姫無双を語る上でこの「安定・安心感」ってのは重要な観点なのだ。
ようやく恋姫無双3期…あるい真恋姫の2期を観ることが出来た。真恋姫1期はちょうど映らない地域にいて悔しい思いをしたものだ。
1期以来の視聴となったが、まさに期待通りの出来だった。恐るべき安定感。三国志の登場人物を美少女化という突飛な企画でありながら、特に史実をなぞるでもなく、余計な男が出るわけでもなく、ただキャッキャウフフしているだけの話。それもありがちなラブコメじゃなくて純粋にコメディなのが素晴らしい。
おっと。史実になぞってないと言ったけれど、恋姫は三国志のエピソードの翻案と脚色はしっかりしているとやっている。
乙女大乱の一話のダイエットしようとする桃香さんの話も、劉備が贅肉がついたのを嘆くって話が原典にあって、それを恋姫風に展開させたものなのだ。
わりと真面目に作られているのだ。サロンパ草とかは忘れろ。
浮き沈みの激しいエロゲ原作アニメモノで、3期まで作られているというのが、この路線が正解であるという証拠だろう。
次回も楽しみだ。