ルームシェアをする場合に気をつけた方がいいこと

　今日の帰り際、同僚から興味部会話を聞いた。

　その同僚は学生時代ずっと寮に住んでいたらしく、ルームメイトと小さな間仕切りで隔てただけの生活をしていたのだそうだ。
　プライバシーなんてものは存在しないし、合わない人間と一緒の部屋だと苦痛。でも楽しかった、と語っていた。

　
　そんな同僚に、全くの他人と暮らすときに気をつけた方がいいことは何か、と聞いてみた。最近ルームシェアなんて単語が流行っているし、個人的にも気になっていたからだ。
　

　ルームシェアをする場合に気を付けた方がいいことは、「なるべくものを共有しないこと」だそうだ。
　例えばシャンプー。均等に使うのならいいのだが、たいてい片方が多く使うことになる。あまり使っていない方はそのことを「不満」に思う。その不満自体は小さいものだが、生活を続けるうちにそのような不満が積み重なってくるのだという。
　そんな不満を抱えているときに限って相方から「シャンプー切れたから買ってきて」なんて言われたりして喧嘩になるとか。

　また、あまり当番を厳密に決めない方がいいとも言っていた。
　料理当番を日替わりで担当するのはいいが、お互いにもそれぞれの生活というものがある。今日は帰れないとか、今日は飲み会があるとかで、当番なんてものは狂いがちになる。せっかく作ったのに「今日はいらない」なんて連絡を受けた日にはどうだろう。それもまた不満の種になるだろう。

　結論としては、「他人となんて暮らさない方がいい」だった。一人が一番、だとも。
　
　それでも、いずれ、選択肢として浮かび上がってくる問題だ。