ザ・シューター 極大射程

　日曜夜と言えば日曜洋画。今日はスナイパー映画ということで期待していた。
　実に濃厚な現代戦が感じられる映画でとても楽しかった。

　現代戦と言っても、本当にリアルな描写もあるだろうけれど、この作品はそこまでリアルじゃない。けれどFPSをプレイしてる人間としてはかなりシンパシーを感じられる出来とでもいうか。ゲーム的リアルとでもいうか。
　スナイパーシーンはいいね。風やコリオリの力を計算して撃つ。CoD4を思い出させる緊迫感だった。
　それにスナイパー映画と見せかけて、後半かなりコマンドーやランボー並の暴れっぷりやってたけれど、それもまたよし。

　躊躇がないのがいいよね。　
　新人FBI君も自分が酷い目に遭ったからか、スナイパーすることに迷いがない。平気で撃ち殺しているけれど、これ日本のアニメだったら3週くらい引っ張ったろうなぁとか。このへんの描写の薄さは逆に思い切りがよくて好感を覚える。

　悪人が命乞いしても容赦なく射殺。我が名はパニッシャーだ！とでも言いそうな思い切りの良さ。

　この映画、実に実況向き。ドンパチあり、胸がすっと来る展開あり、面白い映画だった。