ツインテールの吸血鬼はお好きですか

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ハンサムスーツとか

 この前の土曜日にハンサムスーツなる映画が放映されていた。友人とチャットしつつ実況しつつダラダラと流し見していた。ストーリー自体はベタだけど、収まるところに収まってる感じだったし、メッセージ性も強くなかったので見てて疲れなかった。土曜日の夜に見るものとしてはそれなりに良い映画だったと思う。
 

 で、思ったんだけどさ、あの映画の主人公・琢郎ってそれほど不幸じゃないよね?


 考えてもみろよ。30代で自分の店を持ってるんだぜ。それなりに繁盛してるし。そして気の置けない親友もいる。「おまえが痴漢するわけねぇ!」とかばってくれるようなヤツだぜ。
 ブサイクとか言われてたけど、それ以外の部分はそれなりに充実してるように見えたんだ。


 それを充実と思えないのが、彼の心の不細工さだったのかもしれないけどね。



 似たような事例を思い出した。悲惨でどうしようもない人間を描いてるけど、よく見ると楽しそうってヤツを。
 「ラブやん」だ。

 カズフサってロリ・オタ・プーの三拍子と喧伝されてるけど、あいつかなり毎日楽しそうだぜ。なんせ男と女の境界を越えた悪友となったラブやんがいる。そいでヒデヒコとかみのっちとかジャモジさんとか、友人・知り合い連中も多いしな。
 少なくともカズフサは周囲から孤立してるわけじゃないし、ダメ人間同士でそれなりに和気藹々とやっているじゃないか。

 
 そんな考えに至って、なんだか「ラブやん」が笑えなくなってきたぜ。


 コメディに突っ込んでもしょうがないんだけどさ。
 琢郎もカズフサも、おめーわりと幸せだよなー、と言ってやりたくなったよ。すぐそばにある幸せ、か。なかなか気付けねえな。