ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

 発売から約2週間。ダラダラと進めていたが、ようやくクリア直前まで持ってくることが出来た。かけたプレイ時間からすると、かなりのんびりやっている方だと思う。

 発売2〜3日で全ルートクリアしたような猛者がゴロゴロいるもの。暇があるとか無いとかいうより、集中力が凄いなぁ、と俺は思う。最近の俺はあまり集中できないからだ。

 PCと据置機が近いというのは便利なのだが、RPGをやる上では思った以上に障害となる。RPGというのは常にコントローラを持っている必要が無い。ボタンを一個押せばそれで済んでしまうシーンも多い。

 だから、イベントシーンを横目にPCでネットサーフィンしてしまうってのも、仕方のない話だ。…でも、ゲームに集中できないのは俺の意志が弱いからだろうか。



 アルトネリコは1をプレイしているが、2はプレイしていない。結局「プレイする機会」に恵まれなかったのだ。したがって、久々に触れるシリーズということになる。

 クリア直前までプレイしてきて、切に思うのは、惜しいということだ。この作品はとても惜しい。あと一つでも二つでも改良すれば、もっともっともっと良いものになる。けれど、それが諸事情により達成できなかったことが透けて見えて、惜しさを倍増させる。

 
 曲と設定に予算の5割を使い、4割をRAHシステムに使い、残りでストーリーとシステムを作ったような感じ。ないがしろにされてしまった部分が評価を下げている。


 微妙に使いづらいUIに、ストーリーと矛盾したフラグ管理。ティリアソフトによるメタな嘆きをどう解釈すればいいものか。デバッグモードもある意味意図的に残したのではないか、と思わされる。



 キャラクターは相当に魅力的なのだ。だが、ストーリーやシステムの不備が、その魅力を減じる方向になっているのが惜しい。