ライアーゲームセカンドシーズン

　ドラマは終わったけれどライアーゲームは終わらず、劇場版に続きます。予告通りファイナルゲームは劇場版だよ！見ろよお前ら！
　…ただ、劇場でライアーゲームを見ても面白いかはわからない。

　ライアーゲームってのは非常にジャンプ的というか、ある種の少年マンガの要素を持った作品だと思う。ちょうど今やってるドラゴンボール改のフリーザ編に近い印象。
　ぶっちゃけ、やってることはあまり大した内容じゃないのですよ。圧倒した！→変身する→ピンチになる→助けに来る→いい勝負する→変身する→ピンチになる→助けに来る、なインフレバトルがドラゴンボール。騙した！→しかしそれを読んで騙した！→しかしそれを読んで騙した！、なインフレ騙し合いがライアーゲーム。
　後から思い返せば思い返すほど、時間が経てば経つほど、なんか微妙な気分になってくる、まさに騙された気分。

　でも、だからこそ面白い。この手の「その場限り」を最高に盛り上げてくれる作品は実況に最高に合う。多用されるアップ、決め台詞、ヤスタカBGMがその刹那を最高にしてくれる。この手の作品は何も考えずに見た方がいい。反射神経だけで、登場人物のように翻弄されまくって、「な、なんだってー！？」とか「秋山さんかっけぇ！」とか叫びながら見るのがいい。そうやって、ノリにノリきるのが楽しい。あんまり真面目に見る人には合わない系だな。

　だから、俺は劇場版はあまり評判良くないんじゃないかな、と思う。実況が無いから…というのは置いといて、みんなでお茶の間でわいわい言いながら見るから楽しいのであって、スクリーンで見て面白いかなぁ、かえって冷静になって、穴の方が目立っちゃうんじゃないかなぁと、少し不安になる。