ペルソナ3ポータブル
amazonより滞りなく到着。あらかじめ買っておいたPSPに即インストールしてプレイを開始する。
前置き
俺がペルソナシリーズに手を出したのはかなり遅く、昨年のペルソナ4が初めてだったりする。それまでペルソナの名前はずっと耳にしていたのだが、なぜかプレイする機会が無かった。しかし、去年のP4発売時、あまりにも楽しそうな雰囲気に惹かれ、手を出したところこれが大当たり。時間を忘れてプレイに没頭した。
P4の何が面白かったか。それは魅力的なキャラクターと彼らと織りなす学園ストーリーとしっかりしたRPG要素、それらがしっかり調和していたからだと思う。学園パートだけならラノベでも読めばいい。RPGだけなら他にマニアックなゲームはいくらでもある。でもそんなキャッチーさと奥深さを同時に実現したゲームだったからあんなにも楽しめたんだろうな。
そんなペルソナシリーズの流れを変えたと言われるP3にはずっと興味を抱いていた。旧作の一部ファン層に忌み嫌われようとも新たな層を取り込んだと言われている。…が、去年後半はなんかプレイする機会がなくて。やっと落ち着いたと思ったら今度は手元からPS2が無くなっていて。そんなときP3P発売の知らせを聞いて、これはもう飛びつくしかないと思った。
P3Pは新しく女主人公が追加されているという。舞台は同じ、登場人物も同じ。けれど主人公の性別が違う。…ならばどうなるか、それは誰も知らない新しいストーリーだ。さらにP4からのフィードバック要素もあり、P4から入門した人にも優しい雰囲気。これほどご新規さんが手を出すのに好都合なことはない。
こうして俺はP3Pを手に入れたわけだ。
本題
さて、実際にP3Pをプレイしてみたのだが、P4にかなり近い印象を受けた。そりゃP4の前作なのだから当然なんだが。P4はP3のマイナーチェンジと一部で言われる理由もわかった。でも、舞台やキャラクターも設定も違うのでなかなか楽しめる。ペルソナ・トリニティソウルはP3の直系だが、無気力症ってのはここからきてたのねーとか、今更のように知ったり。
残念なところはハードの制約なのか、イベントシーンが全てノベルゲー的紙芝居になっていること。PS2版は知らないが、おそらくP4と同じくポリゴンキャラクターで芝居をやっていたのだろう。他にもダンジョン以外の全ての場所で移動要素がオミットされ、カーソルでオブジェクトを選択するようになっている。簡便でいいが、味気なく感じるのもまた事実。
P4と比べるとP3のシステムは、結構複雑なんだなと思うこともあった。物理攻撃が3属性あること、ダンジョンの探索のやり方に自由度があること、疲労度の概念などなど。店もかなり多く見えて、同じパラメーターも複数の上げ方がある。正直わかりにくさも感じる…どれが有効なのか。そんなだから続編はよりシンプルにする方向に進んだのかもな。
逆にP4からフューチャーされた要素もいくらかあるらしい。最も大きいのは「めいれいさせろ」なのだとか。かつてのP3は仲間がオートで動いており、指示が全く出来なかったらしい。…主人公が死んだら即ゲームオーバーというゲーム性で、よくみんなプレイできたものだと思うが、無ければないでなんとかなったんだろう。「かばう」とかも無かったらしいから…*1
ともかく、P3PはP4を楽しめた俺ならなかなか楽しめるつくりになっているようだ。
その他
女主人公のビジュアルがかなり良い。下手すれば購入理由の7割ぐらいかもしれない。で、女主人公を選んだわけだが案の定名前を決めるのに時間かかる。
P3Pのイメージカラーは青と赤。男主人公の青と女主人公の赤。したがって赤のイメージを思い起こさせる名前を付けようと色々考えた。厨っぽいやつをな!
結局こんな感じ。
自分のセンスの限界を感じた。