エレメントハンター 第14話

　前回爆死したと思っていたアリーが生きてた！だけなら陳腐な展開なんだが、まさか社会的抹殺なんてのが出てくるとは。エレメントハンターやそれをバックアップする組織は、ただ地球を救うための存在じゃなくて、0もっと大きな何かを隠している。元素消失の真実さえ握っているかもしれない。
　カー博士の死もその一環か。だから真実に近づいたアリーは"殉職"させられたわけだ。

　とにかく笑って未来オレンジだ、がここで効いてくるとは。

　真実を知るべくアリーはコロニーの脱出を覚悟する。しかし彼女を待ち受けていたのは10時間の自由落下と人一人入るのがやっとの小さなカプセル。「死ね」と言われたも同然だ。しかし、彼女は未来オレンジのことを思い出し、カプセルに乗り込んだ…。

　QEXも元素消失もだんだん関係なくなってきたけれど、それに反比例するように面白さが上がっていくエレハン。EDも空気読まなくなったしね。「誰かを永遠に失ったことなど『まだ』ないけれど」。まだないだけであって、いつ「これが最後かもしれない」事態に陥るかわかったものじゃない。それが13、14話で語られたこと。
　アニソンの主題歌ってのはこれだから面白いな。歌詞がどう物語を象徴するのか。それが見えたとき、アニメも主題歌も輝いて見えるんだ。