ホッタラケの島
映画の日…ということで、観てきました。いやさぁ、綾瀬はるかなんて馬鹿にしてたさ。…がね、いやぁ味わい深かったって感動したぁ…。
宣伝で観るとさ、まるでファミリーだとかデート映画っぽいけど、これ家族で行くと絶対気まずくなるよ、絶対。だってさ、ヒロインのハルカを見てみなよ。ネクタイがずっと体に張り付いているのでいやがおうにも強調されるおっぱいとか、ふとももまで見えるミニスカだとか、体のラインが見えるモデリングだとか。これが飛んだりはねたり転んだりするんだぜ?…その、いろんな意味で心配になってくるだろ?
そんなわけで、ホッタラケの島を見てきました。元々「綾瀬はるか?誰それ?」ぐらいの世情に疎い俺ですが、かろうじて「沢城みゆきが出てる」という程度のことは耳にしてましたので、ああ、今日はちょうど映画が安くなるなぁと思い出したので、近所のワーナーマイカルシネマズに行ったわけです。
映画泥棒のパントマイムを堪能した後、本編が始まりましたが、もう本編入って5分で確信したね。これはすごい作品だ、と。冒頭から幼女がうねうね動いたり、やたら無防備にベッドに倒れ込む女子高生を、実に生々しいアングルで映し出すのだから。
そんなだから、もうハルカが歩くだけでドキドキですよ。ああ、見える、見えてまうやろー、と心の中で叫びまくってました。そして、いよいよ物語が動き出してからはもう活劇に続く活劇で、走り回るは滑るわ、登場人物に小柄なのが多いせいかどうもローアングルが多いわで、もうね…。一秒たりとも目が離せませんでしたな。
さらに製作者がどんなフェチズムをお持ちなのか俺は知らないが、女子高生をシロップ漬けにしたり、緊縛して辛いことが忘れられるクスリを飲まそうとしたりするシーンにはAPの高まりを感じました。さらにさらに、終盤になるにつれ格好がボロボロになってしだいに胸元が開いていくという、こらまたとんでもない仕掛けもありました。
終始見えてるか見えてないかの瀬戸際を行ったり来たりしてるわけですが、クライマックスでとうとうあからさまに見えてしまいます。あぁー、盛り上がってるシーンだけど別のところが盛り上がりそうなーとか、そんなバカなことを考えてました。
てなわけで、2時間近くある映画ですが、初めから最後まで楽しく見ることが出来ました。サマーウォーズとかの影に隠れてる感じがするし、フジに電通に、芸能人盛りだくさん!と嫌われそうな要素満載ですが、それは偏見にすぎませんでしたね。どっちかというと綾瀬はるかの今後を心配してしまうぐらい、これは心にやましい一物がある人が観ると楽しめる映画だと感じました。
以下、適当に。
- テオ
- CV沢城みゆきの謎の生物。声オタ的には本作において最も注目すべきキャラ
- キツネとウサギとネズミの合いの子のようなデザイン
- きっと全身に毛が生えているんだろうけれど、3D表現の関係上とてもスムーズな肌で、非常に…
- 空に憧れるパズーみたいなもんだけど、どうもいいところがない気がする
- ホッタラケ島
- ガラクタの高層建築系デザインはものすごくすごく好き
- 鉄道が基本的に一輪であるってのはすごく好き
- ホッタラケ島のみんな
- みんな友人みたいだけど、基本的に金で動いてました。世知辛ぇ
- コットンさん
- ぬいぐるみにして本作の影の主役
- 無駄にかっこいいシーンが多い気がする
- おかげでテオの影が薄くなってるのは何というか…
- 男爵の部下
- 男爵の本性を見てしまっても見捨てない、いい人たち
- 綾瀬はるか
- 良かったと思う