キサラギとノダ
「天才肌は地道に学んだりしないのよ」
「はじめから持ってる力だけでどうにかしようとするやつはある日突然限界が訪れるから気をつけとけよ。引き出しが無い奴から落ちていくんだ」「そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ3 ※この世界で2の発売予定はありません。」より
ちょうど最新話にあたるのか、GA 芸術家アートデザインクラス第7話で、キサラギが悔しいと吐露する場面がある。
キサラギは一番課題製作に時間をかけ努力していたが、それが結果に結びつかなかった。
反対に、ノダは気分屋だが極めて才能があるという。
才能と努力の関係については何世紀にわたって議論されている。天才と秀才。努力と根性。才能は目に見えない、定量的に量れるものでもない。けれど確かにあるものだとされている。
未だに才能というものがこうも話題になるのは、やはり誰しも「限界」を感じたことがあるからじゃないだろうか。そして努力してもどうにもならないときがあるってことも。
努力は辛いものとは限らないと思う。キサラギは本当に絵が好きだから、別に努力することが苦痛だとは感じていないだろう。けれど、それでも入賞という結果を出せない。
別の話では、あーさんが献血のマスコットデザインで入賞するというエピソードがあるが、あれは本人が応募したことを忘れてしまっていたぐらい、あーさんにとっては大したことではなかった。
そこが面白いところなんだけど、同時にもやもやするところでもあるなぁ。