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いい日旅立ち

俺にとって山口百恵の名曲「いい日旅立ち」は、新幹線のイメージである。JR西日本の新幹線では駅に着くたびにこの曲のイントロが流される。Wikipediaによると、この曲はJR西日本所属の車両でのみ流れる曲だそうだ。
俺は大阪から「ひかりレールスター」等をよく利用していたから、「いい日旅立ち」が流れるたびに、俺は遠くへ旅立つんだなぁという感覚を抱いてしまう。


大阪を離れ、新しい土地へ向かう新幹線もまた、慣れ親しんだ「いい日旅立ち」が流される車両だった。たまたまとは言え、今の俺にはぴったりの配車に思えた。

さて、新天地は東京。俺の人生においてもっとも東の土地だ。うちの一族郎党はことのごとく西日本のどんづまり、本州の左端あたりに集中している。俺が知る限り、親戚で東京に住んでいる者は誰ひとりとしていない。そして東京には知人・友人もほとんどいない。
東京は、俺にとって、未知の土地なわけだ。

まあ、つっても新幹線で大阪からわずか2時間半。近いと言えば近い。臆することはない。同じ日本なんだから。

新居への荷物の搬入・整理もあらかた終わり、ようやく落ち着いてきた。既に前の住居にいたときと同じぐらいの気持ちで部屋にいられるようになった。新しいコンビニも、スーパーも見付けた。俺は早くも東京という町に慣れ始めている。


東京はこれまで何度も訪れたことがあるが、観光が主目的だったから、生活レベルで東京を体験したことはなかった。バスや電車に乗り、地元民を観察していくうち、いくつか面白いことに気付く。

  • 東京は橋が多い

俺は大阪の北の千里地区に住んでいたから、大阪にはその名の通り大坂、坂の町という印象を抱いていたりする。まあ街の方は平坦なんだけど。
対して、東京は川の町という印象をもった。関東平野にはいくつもの大きな川が流れていて、その川の中州に街が広がっていたり、川と川をつなぐ運河が多くあったりしてる気がする。バスに乗って少し移動する間にいくつもの橋を通った。橋のつく地名も多いような気がする。
耳がすませばの舞台のほうはもっと坂が多いんだろうか。

  • 東京弁は嘘くさい

非常にドラマっぽいしゃべり方というか、そこらの街を歩いている人の言葉が何かのセリフっぽく聞こえてしまう。俺はこれまで標準語とかなり違った言い回し、イントネーションで日常会話を行っていたから、かなり違和感を覚える。
テレビドラマで聞く分にはいいんだが、実際に生で聞くと結構そらぞらしく聞こえるもんだな。これは慣れだろうか。

  • 街が放射状に広がっている。

大阪の地下鉄ってのは碁盤の目上に広がっているのでわかりやすい。対して、東京の地下鉄は東京駅あたりを中心に放射状に広がっている感じがする。それ以外の路線も併走したりする部分が多くて、JR・私鉄併せてかなり複雑に絡み合っている。首都圏ってのはすげぇなぁと思わずため息をついてしまった。

  • 地下鉄の運賃が安い

地下鉄の運賃が安いなぁと。大阪市営地下鉄の初乗り以下の料金であちこち行ける。
大阪での私鉄の感覚に近い。


早速だけど観光してきた。東京じゃなくて川崎だけどな。
川崎大師…ある意味サンレッド聖地巡礼ということで…。