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セブンスドラゴン

なんだかんだで面白い。下手すると直前にプレイしていたスターオーシャン4より楽しんでるかもしれない。
…だけど、セブンスドラゴンは2009年のゲームではないとも思う。まるで15年前…1994年のゲームをプレイしているような感じがする。

グラフィックはかなりシンプル。FF4ぐらいに見える。SFCはドット絵で、DSのこのゲームはポリゴンってことを差し引いても、SFC時代のFFやDQってのは、恐ろしいほど金と力を投入されて作られていたんだなぁということがわかる。
ゲームシステムもシンプル。スキルツリーの概念は多少新しいけれど、現代的と言うわけでもない。UI周りや、クエスト関連が結構不便なのに、戦闘だけはやたらサクサク。でもエンカウント率は高め。
昔の悪いところと現代的な感覚の同居、というか。セブンスドラゴンには、「古代から連綿と受け継がれてきたRPGという文化が、世界崩壊によっていったん途切れ、わずかに残った文献からRPGと呼ばれるものを再生したら、こんなゲームになりました」的なちぐはぐさを感じる。

そんな2009年のゲームっぽくないセブンスドラゴンを、2009年のゲームに仕立て上げている部分があるとすれば、Webの存在だろうか。このゲーム自体にはオンライン要素なんて無いが、プレイヤーは公式サイトにブログパーツやコミュニティサイトを通じてつながることができる。そういうのが、なんつーか、小学校の帰りにロープレの進展具合を友達とダベり合うみたいな感じというか…ああいう感覚を再生するための仕掛け作りはうまいなぁと思う。

なんだかんだで面白い。次に期待したいゲームではあると思うのよ。