Dead Spaceクリア
クリア。面白かった。凄くなさそうだけど凄いゲームだった。
ゲーム自体はけっして新しいものじゃないけど、本当に良く出来てる。グラフィック、サウンド、ギミック、ゲームバランス、システム、どれをとっても平均以上の出来、いやかなりレベルが高い。
Dead Spaceを作ったチームはこれまであまり注目されてなかったらしいが、これから要注目だろうね。
- とにかくストレスが少ない
- 同じステージでは完全にシームレスに展開。無駄なロード時間で気を煩わされることが無い
- プレイ開始時のロードもそれほどでなく、ゲームオーバーからの復帰も早い
- ロケーターのおかげで、探索系ゲームでありがちな「迷った」とか「何をすればいいかわからない」といったことが全くない
- 1ステージがだいたい1時間程度でクリアできるように作られていて、遊びやすい
- ゲームバランスが秀逸
- 敵がほどよい強さに設定されていて、一体一体ならばそれほど辛くないが、大量の敵が出ると辛いという状況作りがうまい
- 弾は大量に手に入るが、敵に撃ちこむ量も多いので弾切れしやすい。だから一撃一撃に緊張感がある
- どのステージもきっちり展開に起承転結が付けられていて、プレイヤーのテンション管理がうまい
- 演出や音響がすごい
- 宇宙船の陰湿な雰囲気が見事に表現されてる
- 暗がりに何かがいそうな雰囲気を感じる。真っ暗な部屋でなくて、ちょうど部屋の隅だけ暗くなるような照明の仕方がうまい
- 宇宙船のどこかから発されている不気味な機械音、天井を何かが歩き回る音、どこからともなく聞こえてくるひそひそ声。ホラー映画っぽくていい
- 真空で自分の心音と呼吸しか聞こえないところには音の作り込みハンパねぇと思った
- あまり怖くない
- 怖いと評判だけれど、自分はあまり怖いとは思わなかった。ただ多くの敵に囲まれたとき、無茶苦茶な方向に撃ちまくってしまうような焦りは感じたので、パニック映画的ってんなら間違いないな
- メンタルに訴えかけてくる怖さはあまりない。緊張感はあるけど圧迫感は無いというか、俺はここにいちゃいけないんだ的な感じはあまりしなかった
- 執拗な死に様
- 主人公がとにかくグロく死ぬのがウリらしいが、あまりいいとは思えなかった
- 一度目はいいけど、何度も同じ敵でゲームオーバーになるとどうも無駄な演出に思えてくる
なんというか、こんな丁寧に作られていて高品質なゲームが日本では発売ダメってのが本当に惜しい。Fallout3とかニンジャガ2の方がよほどバラバラだし、GoWの方が派手に主人公死んでると思うんだけどなぁ。
洋ゲーだし、ホラー、TPS、グロテスク、だけどけっしてコアなゲームじゃない。多くの人、カジュアルにゲームがやりたいって人にでも楽しめるように作られてるゲームだと思う。本当にわかりやすく出来てるから。