ツインテールの吸血鬼はお好きですか

Do you like a twintail vampire ?

メインクエスト終了

ゲームクリア。もっともこのゲームの場合、メインクエストクリアはただの通過点に過ぎなくて、これからサブクエストなり自分なりの遊び方を模索し続けるのが本道だったりする。


一言で感想を言うなら、とにかくFallout3は凄かった。ハリウッド映画的というか、予算と人員と物資をふんだんに使った贅沢な超大作って感じがしたよ。実際の制作費用がどんなもんか知らないけど、とにかく豪華に作ってるんだなぁと感じさせる。
この広いキャピタル・ウェイストランドという世界の隅々まで作り込まれてるのはもちろんのこと、オープンワールドをプレイヤーに投げるんじゃなくて広い世界を楽しめるようにゲーム自体を調整してあるのがまた凄い。


本作は特に演出面に力入ってるのを感じたなぁ。
前作、Oblivionの世界はカラフルで素敵だったけれど、やってることは比較的地味で控えめだったような気がするんだ。対して、Fallout3は設定がSFってのを活かして派手な光線が飛び交うし、どかんどかん爆発しまくり。V.A.T.S.ではゴアりまくるしね。
メインクエスト終盤の展開はかなりド派手で驚いたよ。


細かいとこでは、50年代の想像した未来を感じさせるオブジェの数々、ローディング時に表示されるポスター、スリードッグが流すオールディーズ、白黒ノイズ混じりの実写トレイラー、Vault-Boyなどの世界を彩る要素が妥協無く作り込まれてたのが凄ぇ。
ここまで統一した世界観を表現するのにどんだけの労力が注ぎ込まれたんだろうね。


日本版の仕事も素晴らしかった。この膨大に存在するテキストとボイスをすべて日本語化するのは大変だったろうに、海外版発売から一ヶ月半ほどでリリースだよ。ベゼスタ日本トりに来てるよ。
確かに一部クエスト削除だとか、Oblivionの追加DLCがどうなったんだとか、棚上げされてる部分はあるけれどさ、本作の仕事は評価しなくちゃならねぇと思うよ。


俺がFallout3やってて一番面白かったのは、V.A.T.S.だな。これは想像した以上に爽快で戦略的だ。演出的に見てて楽しいしな。
FPSとRPGの定義がどうか知ったこっちゃ無いが、両者がここまで高いレベルで融合してるゲームを初めて見た気がするぜ。
初めはコマンドバトルをリアルタイムなFPSに組み込むことに疑問を持ったが、実際体験してみるとやみつきになるほどの魅力がある。
BioshockやTES5にも採用してもらいたいぐらいだね。