ツインテールの吸血鬼はお好きですか

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LTD06のリリイベに行ってきたこと

先週の話となってしまうが、ミリオンライブのLTD06のリリイベに行ってきていた。今更では新鮮な感想にならないから大したことを書かない。ひとつだけ。

最近の自分は種田梨沙さんにすごくハマっている。何が良いのかと言われたらその声質だと思う。独特の…芯のある声にすごく惹かれている。女性声優がどんどん出てくる昨今で、一発で判別できる個性があるのはとてもありがたいというのもある。

おれは種田梨沙にドル売りのイメージはなかった。いくつかのキャラクターソングを歌っていることは知っていたのにも関わらずである。そんな彼女が、実はアイマス声優にカテゴライズされることを知ったのは、ごく最近だったりする(アイマス声優がドル売りなのか、ということに関してはさておき)。

それは、半年ほど前、シンデレラガールズもやったから今度はミリオンライブにも手を出してみるか…と思った頃だ。キャラクターと声優の一覧を見ていて、そこに彼女の名前を発見してとても驚いた。出演作には目を通していたつもりだったが、こんな大きな所に出ていたとは。しかも周囲の人間に「みんぐさんの好きなキャラの傾向からして田中琴葉あたりがオススメだよ」と言われていたから余計にびっくりした。

そんなこんなでミリオンライブにぐっと興味が湧いたのだ。…まあろくにプレイできてないのではあるが。

 

CD買ったらリリイベ当たったので行ったわけだ。

種田さんのUnderstand?Understand!を生で見れたわけだ。

既にミリオン3rd Liveの福岡講演をLVで見ていたが、生で観たパフォーマンスはずっと良かった。会場も狭めだったから飛んで跳ねて手を振って、一挙手一投足が目に収まったのもある。

ああ、なるほど…人はどうしてLVで満足できないのか…よくわかった。生で見る、体験するってのは、こんなにも違うのか。改めて理解した。

 

ラブライブ!のファイナルのLV(録画)を観てきたこと

ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜のLV(録画)を観てきた。初めて(まともに)観たラブライブ!のライブであり、これが最後のライブだろう。

 

正直に言うと謝らなくてはいけない。ちょっと舐めていた。ここまでガチな代物であるとは思わなかった。

・バラード無し

・全曲ダンス

100%燃え尽きるだけのセットリスト。5時間という長丁場に関わらずダンスはきっちりやるし…何より個々人の歌唱が本当にいい。CDで聞いていた時よりもずっと印象が強か。…飯田里穂さんがこんなにガチだなんて思わんかった。凛ちゃんはもっと下手だろう…という変な先入観があった。俺は阿呆だった。なんというか、全体曲でなんとなくCDで聞くのと、ちゃんと歌っているところを見るのでは、大きく印象が違う。

 

BiBiとPrimtempsとlily whiteがどういう系統の曲でまとめられているのかも初めてわかった。BiBiは現代的なダンス・ミュージックの系統で、Printempsは90年代チック、lily whiteは80年代アイドル歌謡曲という雰囲気で、それぞれきっちり合っていた。ライブでまとめて聞いて初めてその属性が分かった。

どれもきっちり雰囲気出てるし、決めている。人気の出るコンテンツというのは、ちゃんと人気が出るなりの理由があるわけだ。そりゃ好きになるだろう。なるしかないだろう、という感じだ。

 

一番印象に残ったのは、和服に着替えてAngelic Angelからの流れだろうか。「輝夜」は初めて聞いたときからライブで盛り上がるだろうなぁと思っていたが、確かにそのとおりだった。その後の和ロックっぽいやつ(だってだって噫無情)も素晴らしかったな。扇子ってのは、すごく映えるアイテムなんだよね。振ってよし、回してよし、閉じて開いて表情を付けられる。もっと活用するべきアイテムだろう。

 

ラブライブ!については、本当にガチな人ほど思いを持っていないし、終わるということに対して感慨を持っていない。でも彼女たちが今後どうなるのかに思えをはせないではいられなかった。音楽の伝える力ってのがあるとすれば、それは確かにあったと思う。

最近のコンテンツは体験を共有することにシフトしていると言うが、その最先端を味わえた気分だ。それさえあればドームを埋めることだってできるのだと。

 

らきすたが聖地巡礼の先駆けという風潮は解せない

聖地巡礼の話が傾聴に値するかを判断する基準として、「2007年のらき☆すたのアニメが嚆矢である」みたいなことを宣っているかどうかは役に立つ。そんなこと言ってる筆者がいたら耳元でShooting☆Starをガンガンに聞かせてやりたいと思っているくらいだ。だから、以下の記事は信用に値しない。

diamond.jp

 

萌えビジネス全般を雑に語っているため、全般的にツッコミどころが多いのだが、聖地巡礼のところだけでも反論しておく。

 

さて、萌えアニメとのコラボによって、町おこしに成功したケースはいくつかあるが、そこにも成功のヒントは隠されている。最も有名な成功例は、やはり「萌えアニメ町おこしブーム」の先駆けでもある、女子高生の日常系アニメ『らきすた』の舞台となった埼玉県鷲宮町(現・久喜市)だろう。

木崎湖のことを、おねがいシリーズのことを忘れちゃいませんかね。

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おねがい☆ティーチャーとのコラボ日本酒が発売されたのは2007年の夏頃(正確な発売日は探れなかった)らしい。(画像のはもっと後の時期に買ったものだけれど)この時、らき☆すたのアニメ放送中。どこまで正確はわからないが、鷲宮が町おこしに動いたのは2007年の秋頃らしく、鷲宮の事例が先行ではない。

別に聖地巡礼が初めて行われたアニメというものが、おねティってわけでもなく、探せばさらに事例は遡れるだろう。大々的に、と条件つければ別にらき☆すたが最初だって構わないけれど。だが、この手の話をするといつも真っ先にらきすたが出てくるのは、なんとなく良く思えないのだ。

こんな感じに扱うのがまだ正確。

http://hdl.handle.net/2115/38119

 

あと鴨川叩いとけば受けると思うな。

 

 

GA−芸術科アートデザインクラスの最終巻を読み終えて

きゆづきさとこ展に行ってきた。

 

 

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青山Gofaというところには初めて行ったのだが、頭に思い描いていたのだが上野の森美術館で開催された「蒼樹うめ展」だったので、あまりにも省スペースな画廊であることにびっくりした。猫の額ほどという表現がぴったりだった。秋葉原のZINに行ったことがあるだろうか?あれを2つ分つなげた程度の広さしか無いように思えた。そんなキャパシティに対して、初日の今日は、あまりにも来場者が多すぎた。それでも蒼樹うめ展の芋洗い状態に比べれば快適とは言えたのだが…。

この個展で展示されている作品は「GA」と「棺担ぎのクロ」のみ。きゆづきさとこ自身はスティング作品やラノベ等でもイラストを担当しているが(自分もユグドラ・ユニオンきゆづきを知ったクチだ)、今回はきらら関連のみであり、「きゆづきさとこ展」としては少し残念だった。

それでもきゆづきさとこの絵を、こういう場所で大きく見れたというのは、それなりに良い体験だった。まあ、観たことある絵ばかりではあったのだが。そりゃGAやクロが表紙になる度に買ってたもんなぁ、きらら。

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ZINの特典絵を初め、きららの表紙以外の絵もわりと見たことがあるものが多く驚きが少なかったように思う。それでもきゆづきさとこQAコーナーには興味深い話があったり、描き下ろしがあったりと、見どころはあったと思う。平日にゆっくり見ることをおすすめしたい

 

芸術科アートデザインクラスは、当初は美術ネタの4コマとして始まったのだが、巻を進めるにつれて、より広範囲の学生生活を描いた作品にシフトしたかなぁと思う。それだけならきらら作品によくある題材なのだが、おれが他の作品と大きく違うと思っているのは、GAが回想の中にある学生生活感とでも言うのだろうか、未来の自分が過去を振り返って描いている、という雰囲気があることだ。

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きっとGAの彼女らは進学し、就職し、身につけたスキルを以て何かしら仕事をしているんだと思う…忙しい毎日の中で、帰って寝る前にお酒でも飲みながらあのときは楽しかったなぁ(そして今も楽しい、これが重要)、とつぶやいている、そんな感じだ。

そんな感覚がダイレクトに現れているのがさめちゃん先生・殿先生の会話だと思う。最終巻の以下の台詞は鮮烈だった。

「描く事が競争になり、作業になり、進路になれば、いずれどこかで現実と理想の壁に挫折や諦めが過る瞬間は必ず来る」

「そうなった時に何が根底の支えになるかっていうと、やっぱり純粋に好きだった頃の"気持ち"だなんだと思うよね」

GA-芸術科アートデザインクラス-7巻 P96

 

 

GAという作品は、きゆづきさとこ自身の学生時代がベースになっているというのは有名な話だが、自身が純粋に好きだった頃を思い出しながら、GAを描いていたんだと思う。そして、この「好きだった頃の気持ち」というのは、何も美術に限った話ではなく、誰もが持っているものだ。だから「美術」という限定したテーマの作品ではあるが、そのほかのありとあらゆる別の「選択」をした人間にとっても、共通に響くものを感じられる、そんな作品なのではないかと思う。

 

最終巻は、美術部…3年生組の卒業と如月たちの進級で終える。先輩たちとの別れを描きながらも、新しい出会いの予感を思わせる爽やかな終わり方だった。

まだ棺担ぎのクロという作品は続いているが、こちらも終わりが見えて来ているようだ。今後、きゆづきさとこが、どんな作品を作っていくのか楽しみだ。

英語

1年近く英会話教室のGabaに通っていて、最近ようやくMyGabaなるサイトのコンテンツを予習復習に使うことを覚えた。無精者である。

そこに英文のニュース記事がコンテンツとしてあるのだが、これが面白い。英文のニュース記事はレベル別に分けられていて、ビギナーから熟練者向けまでレベルに応じて選ぶことができる。

今のおれの実力では、ビギナーやその1個上くらいの英文なら難なく読める。この難なく読めるというのは、詰まらず1回見ただけで意味がわかるという意味だ。読み返して文意を砕いてようやく理解するというものではない。それでも短い一文で随分多くの物事が表現できるということを知る。

日本語で考えてもそうだ。子供向けのニュースは子供向けに言葉を選んでいるが、どんなニュースだって表現できるではないか、同じことが英語で言える。最も英語圏の人間からすれば子供向け同然の内容なのだろうが…。

 

だがそこで気が引けてしまう必要もない。うちの職場に最近英語圏から赴任してきた外国人がいる。もちろん日本語なんて話せやしない人だ。その人が日本語の教本を日々読んでいるのを横目で見ている。ちらっと見せてもらったが、この内容がまさに「子供向けの日本語」なのだ。意味はわかるけど、こんな話し方する人いねえよ、ってやつだ。

なるほど、同じことなんだ、と気付く。ぶっちゃけこの教本レベルの日本語が話せるなら違和感は感じても意思の疎通は問題ないレベルと言える。逆に、おれも子供くらいの語彙と簡単な構文しか喋れないとしても、意志の疎通には困らないのだろう、と。

語学学習は、なんというか、こういう取っ掛かりのある部分から進めていくのが面白いなぁと思う。

KING OF PRISM by Pretty Rhythm

もう先月のことになるが、KING OF PRISM by Pretty Rhythmを観た。もうだいぶ人口に膾炙したようだし、何かしら感想を残しておきたいと思う、

KING OF―キンプリは、実にプリティーリズムだった、としか言いようが無い。女児向けだったものを、年齢層の高い女性向けにし、脇役だった男子にフォーカスを当て、さらに新キャラを大量に投入し、これまでのプリティーリズムとは似て非なるものになっていても、その根底にあるプリティーリズムらしさは損なわれていなかったと思う。

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プリティーリズムらしさっていうのは何だろう。思うにふたつある。

ひとつめは、カオスなのに泣けてしまうってことだ。そうオーロラライジングドリームを観た時のような、泣けばいいのか笑えばいいのかわからなくなる感覚だ。

ふたつめは、プリティーリズムは負の感情を結構前面に持ってくるってことだ。敗北や復讐や情念を描いたりね、でも根本は人間賛歌というところも外せない。一作目のりずむちゃんみたいな憎む気持ちと友情が共存しているようなところ、ああいうのを描くのが珍しいなと。

 

キンプリはこのふたつがちゃんと含まれていたと思う。プリズムジャンプの吹っ飛び方は半端ない。無限ハグは実体化するわ、とにかく全裸になるわ、剣の一撃を腹筋で跳ね返すわ、糸で縛るわと、やりたい放題。理解不能なジャンプが続くと思えば、プリズム未成年の主張に至っては最早プリズムアクトである。でも、そんなむちゃくちゃな演出ばかりなのに心は熱くなっていくんだ。突っ込みどころの多さが気持ちのブレーキにならない。これがプリズムの輝きってやつなんだろうか。

そしてとうとう言っちゃった、女児アニメでは到底言えない台詞「殺す!」。親の遺産を引き継ぎ、権力を握ってもなお一人の人間の破滅を願う法月仁という男は一体何なんだろう。これまで裏設定だった聖と異母兄弟という設定が拾われたキンプリ世界ではここまでストレートな憎悪が描けるのか、と。この男に救いはあるんだろうか、と観ていて思ってしまった。

 

そんなプリティーリズムらしさがきっちり含まれていた上で、主人公の一条シンがプリティーリズムの主人公だってのがいい。正直不安だった。レインボーライブのスピンオフでボーイズの話をやること自体はともかく、新キャラてんこもりで大丈夫なのかと。主人公まで新キャラで大丈夫かと。

でも、シンは間違いなくプリティーリズムの主人公だった。彼はプリズムショーを知らない少年だった。なのにプリズムのきらめきを知り、それを伝えようとする。過去作の主人公もみんなそうだったように。だから、シンは主人公でいいんだ。あいらやみあ先生やはぴなる店長と同じなんだ。

「プリズムショーを初めてみた時の気持ちを覚えていますか」彼は問う。この映画のキャッチコピーだ。「プリズムショーは人を笑顔にするものだ」そうだった、忘れていた。プリズムショーを見ていた時、俺たちはいつだって笑顔になってたんだ。

この映画はその気持ちを思い出させてくれた。ありがとう。

 

惜しむらくは、この作品は映画ではなく、TVシリーズで見たかったことだろう。他のキャラのジャンプだって見たいぞ。もっと掘り下げても欲しいし。まず続編ありきだろうが、ここで捨てるには惜しいキャラクターたちだった。

 

 

Macのアンチウイルスソフトを入れ替えたこと

昨年末、Macに入れていたKasperskyのライセンスが切れた。そのままライセンスを継続するのも悪くはなかったが、ずっとKasperskyを使っているのもつまらないと思い、別のソフトの検討を始めた。他のソフトを使うことで良くも悪くもアンチウイルスソフトに対しての知見を深めることができるだろうし、Kasperskyは結構ライセンス費用が高かったというのもあった。

かくして、ESETを選択した。

選択の理由はいくつかある。昔から定評のあるNOD32の開発元のセキュリティソフトウェア*1だし、Kasperskyと同じ東欧のソフトというのも面白いと思った。

何より安かった。安いことは全てに優先した。5ユーザ以上使えるライセンスで比較すればおおよそ半額程度だったくらいだ。

ということでESETに乗り換えて1ヶ月程度経った。まあ、特に何が変わったというわけでもない。そもそもKasperskyも3年以上使っていたが、ウイルスなんて検知したことない。保険みたいなもので、検知しなかったということはアブナイ橋を渡らなかったということで良かった良かったと言っていいと思う。

ひとつだけあった。MacはESETと相性が悪いということだ。つい先日も急にWebアクセスがやたら遅くなるという事象が発生した。

eset-support.canon-its.jp

こんなリリースが国内で代理販売をやっているキヤノンITソリューションズから発表されている。元々Windowsのソフトであるからか、Macは片手間ということなんだろうか。WebでもESETとMacの相性についてはネガティブな評価も多く見られる。わかる気はした。

まあ、そんなでも3年くらい付き合うことになるソフトだ。気長に付き合っていこう。

 

*1:NOD32を含んだ統合ソフトとのことだが